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2019/11/19

未経験でもOK!バーテンダーになるために必要なことを紹介。

画像素材:PIXTA
スタイリッシュなバーでシェイカーを振りながら接客するバーテンダーは、飲食業のなかでも花形ともいえる職業。バーテンダーの華やかな姿に憧れ「自分もなりたい!」と感じている方も多いのではないでしょうか。
今回は未経験からバーテンダーになるためにやるべきことや必要なスキル、キャリアステップの例などをご紹介します。

バーテンダーの仕事は「居心地の良い空間をつくる」こと

そもそもバーテンダーはどんな仕事をしているのでしょうか?

リキュール類を調合してシェイカーを振りお酒を作ることだけが、バーテンダーの仕事ではありません。
お酒を楽しく飲めるように、お客様の話し相手になることもバーテンダーの大切な業務の一つです。

お客様の話し相手になりつつ、各々に合ったお酒を提供して居心地の良い空間を作る。
いわば、居心地の良い空間を作ることこそ、バーテンダーの仕事といえます。

バーに訪れる多くのお客様は、おいしいお酒と居心地の良い空間を求めてバーに来店します。
カウンター席に座るお客様の中にはバーテンダーと話したいと思っている人も多いです。なかにはバーテンダーと話すためにバーへ訪れるお客様もいます。
そのため、お客様が話したいことを察しながら、お客様の話し相手になることがバーテンダーには求められます。
なかには「一人で静かに飲みたい」という方もいらっしゃるので、お客様がどう過ごしたいか察することもバーテンダーには求められます。

おいしいお酒をつくって提供することはもちろん重要ですが、うまくコミュニケーションをとりながら、お客様が心地よく過ごせる空間をつくることもバーテンダーの重要な仕事の一つといえます。


お客様と話すための知識も重要

お客様に合わせて話題を提供したり親身に話を聞く姿勢を見せたりと、バーテンダーにとってはコミュニケーションスキルを高めることも重要といえます。
さまざまな話題に対応できるよう、多彩なジャンルの情報を日々収集する習慣を身につけておくと良いでしょう。


未経験でもバーテンダーになれる?

「未経験者を採用しバーテンダーとして育成したい」と考えているお店もあるため、技術や知識がなくてもバーテンダーになることも可能です。
弊社が運営している求人@飲食店 .COMでも未経験からバーテンダーを募集している求人がたくさん掲載されています。

未経験からバーテンダーを募集しているお店をみてみる

前もって勉強する姿勢を身に付ける

ただし、働く前にさまざまなバーに足を運んで勉強することをおすすめします。
現役で活躍しているバーテンダーの仕事ぶりを見るだけでも勉強になりますし、プロのバーテンダーから提供されるカクテルやコミュニケーションの取り方など、これからバーテンダーになる際に参考になることを多く学ぶことができます。
また、動画や本などでカクテルの作り方や基本的なコミュニケーション術などを勉強しておくのも有益です。

【バーテンダーに必要な技術を紹介しています】
一流バーテンダーへの道。大切なのは技術?それとも人柄?

バーテンダースクールで基礎を固める選択肢も

バーテンダーの求人に応募する前にバーテンダースクールに通っておけば、基礎的な技術や接客マナー、お酒に関する知識などを習得できます。スクールに通うことで、全くの未経験からスタートするよりも条件の良い職場が見つかるかもしれません。
スクールによっては独立・開業・経営についても学べるほか、就職先を斡旋してもらえることもあります。実際に、スクール卒業後に活躍しているバーテンダーも大勢いますので、時間とお金に余裕があれば、バーテンダースクールに通うことも一つの手です。


資格は必要?

バーテンダーになるために必須な資格はないものの、資格を保有していることでが有利になる可能性はあります。お客様からの信頼度が高まるうえ、店舗によっては資格手当てが支給されることもあるからです。資格を持っている方だけが出場できるコンペティションもあり、取得するメリットは多数考えられます。
  
バーテンダーへの転職に役立つ資格としては「各種ソムリエ」「ビールマイスター」「ウイスキーコニサー」「カクテルアドバイザー」「ビアアドバイザー」「スピリッツアドバイザー」などが考えられます。「プロフェッショナル・バーテンダー資格認定試験」や食品衛生に関わる資格も、バーテンダー未経験でも取得可能です。

そのほか、日本バーテンダー協会(NBA)が主催する「バーテンダー呼称・技能認定試験」や「インターナショナル・バーテンダー 呼称・技能認定試験」などがあります。

【参考記事】
バーテンダーになるのに資格は必要? バーテンダーに求められる技術や心得とは
心強い味方! 「飲食業界の資格紹介」
画像素材:PIXTA

バーテンダーになる近道は修行すること

一人前のバーテンダーになる一番の近道といえるステップは、バーテンダーとして採用してくれるお店で修行することです。
バーテンダーはスキルを求められる職業であるため、現場でお客様と接しながら腕を磨いていくのが一番の成長への近道です。

ホテルや一流バーの場合は未経験者やキャリアの浅い方は先輩バーテンダーのアシスタントや雑用などからスタートすることも多くあるようです。
最初はアシスタントとして働きながら営業時間外に自主的にシェーキングやステアを練習し、お酒に関する知識も深める人もいます。
見習い時代から志を高く持って努力することで、一人前のバーテンダーとして活躍できるようになることでしょう。

逆に、ダイニングバーやショットバーなどカジュアルなお店では、駆け出しのバーテンダーでも早期にカウンターに立ちお酒を作れるチャンスもあります。
お店によって学べる技術は変わるので、自分がどんなバーテンダーになりたいか、一度考えてみてから修行ができるお店を探してみましょう。

未経験からバーテンダーになれるお店を探してみる


バーテンダーとしてのキャリアステップは?

一人前のバーテンダーになったあと、気になるのはバーテンダーとしてのキャリアだと思います。
地道にスキルや経験値を向上させていけば、他のお店にヘッドハンティングされ、給与がアップする機会にも恵まれるかもしれません。また、働いているお店でチーフバーテンダーへと昇格できるケースもありますし、ホテルのバーであれば、管理職へのステップアップができることもあります。

お酒の種類は膨大で、組み合わせ次第でオリジナルカクテルを開発できる可能性は無限に広がっています。個性が光るカクテルを考案し、コンペティションやカクテル大会などで良い結果を出せれば、メディアで紹介されたりファンがついたりすることもあるでしょう。
バーテンダーとして働く人々の中には、いずれ自分のお店を持つことを視野に入れて活躍する方も多いです。自分がどんな風になりたいか将来のイメージを考えつつ、バーテンダーとしての転職先を探してみてはいかがでしょうか。


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