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2022/10/26

初めての飲食店バイトで働きやすいお店とは?面接攻略法も紹介

年末年始の繁忙期に向けて飲食店のスタッフが増員される10月は、飲食業界未経験の人でもアルバイトに挑戦しやすい時期です。とはいえ、飲食店には多種多様なジャンルがあるため、どのような店でアルバイトをするか迷ってしまうのではないでしょうか。そこで今回は、初めてでも働きやすい飲食店を選ぶポイントを紹介。これから飲食業界にチャレンジする方はぜひ参考にしてみてください。
画像素材:PIXTA

働きやすい飲食店を選ぶ方法

働きたい飲食店を探すときは、求人誌や求人サイトといった求人媒体を使う人が多いのではないでしょうか。求人媒体に掲載されている膨大な情報から働きやすい飲食店を見つけるには、次のようなコツがあります。

1.優先したいポイントを絞り込む

お店を探す前に、自分にとっての「外せない条件」を明確にしておくのが大切です。条件は人によって異なりますが、主に次のようなものが考えられるでしょう。

・飲食店のジャンル
・給与
・働ける時間・曜日でシフトに入れる
・自宅や学校などからの通勤時間
・お店の雰囲気
・服装や髪型、アクセサリーなどの自由度
・まかないの有無(まかないが無料で食べられるか)

重視したいポイントが決まったら、求人媒体の中から条件に合う求人を探してみましょう。お店の雰囲気は面接で初めてわかることもあるため、候補が複数ある場合は、すべてに応募してみるのもひとつの方法です。

2.実際に来店して店舗の雰囲気を掴む

求人媒体に掲載されている情報からは、スタッフの人柄やお店の雰囲気をリアルに感じるのは難しいかもしれません。求人媒体で絞り込んだ候補のお店にお客として来店し、スタッフの仕事ぶりやリーダーの指示の出し方などをチェックして、自分が馴染めそうか、長く働けそうかをイメージしてみましょう。店内の様子を実際に見ておけば、面接時に「働きたいと思った理由」「お店の魅力」などをアピールする際にも役立ちます。

また、忙しい時間帯のスタッフの対応を確認してみるのもポイントです。どんなに忙しくても丁寧な対応をするお店は優良店の可能性が高く、従業員満足度も高い職場である場合が多いでしょう。
画像素材:PIXTA

採用面接の攻略法

働きたいお店が決まったら、次はいよいよ面接。経営者やスタッフに「ここで働いてほしい」「一緒に働きたい」と思ってもらうにはどうすればいいのでしょうか。

■質問への答えを事前に準備しておく

自己PRの場面では、ホールスタッフなら「人とコミュニケーションを取るのが好き」、キッチンスタッフなら「調理や細かい作業が好き」であると伝えることで、たとえ未経験でも飲食業に適性があることをアピールできます。

また、働き始めてすぐに辞めてしまうスタッフが多いと店舗運営が安定しないため、飲食店の多くはスタッフに「決められたシフトで働けること」「長期にわたって勤務できること」を求めています。自分がいずれの条件も満たしていることを伝えれば、採用の可能性が高まるでしょう。

そのほか、飲食店の面接では次のような質問をされることが多いようです。事前に答えを準備しておきましょう。

・いつから働けるか
・勤務できる曜日・日数・時間
・深夜・早朝シフトに入れるか
・ゴールデンウイークや年末年始など世間の長期休暇中も働けるか
・学校の試験などの都合で長期に仕事を休むことがあるか
・通勤手段
・自宅や学校から店舗までの時間
・長所・短所
・体力に自信があるか、運動の経験があるか
・過去のアルバイト経験
・前職を辞めた理由
・なぜ他店ではなく自店を選んだのか
・志望する持ち場(ホール/キッチン)以外に配属されてもかまわないか
・(18歳未満の場合)親や学校の許可を得ているか
・質問したいことはあるか

無理な勤務は長続きしないため、シフトに入れない曜日や時間帯がある、長期休みをもらう可能性がある場合は、面接の場で正直に伝えましょう。「過去のアルバイトは異業種の経験しかない」という場合も、意外な経験が飲食店で働くうえでもプラスになると捉えられることがあるため、ぜひアピールしてみてください。なお、これまでにアルバイトをしたことがない人は「これから精一杯がんばる」というやる気や向上心をアピールするのがポイント。「何か質問はありますか」と問われたときは、聞きたいことがなければ無理に質問する必要はありません。

■身だしなみを整えておく

飲食店ではスタッフの印象がお店のイメージを大きく左右するため、従業員の身なりが重視されます。たとえ面接で質問にきちんと答えられても、だらしない服装では評価がマイナスになってしまいます。

飲食店の面接ではスーツを着用する必要はありませんが、清潔感がありお店の雰囲気に合う服装で臨みましょう。髪は寝ぐせがあれば直し、長ければまとめ、男性はヒゲを剃ることをお忘れなく。女性は、スカートの場合は丈が短すぎないもの選び、メイクやネイルは派手にならないよう気をつけましょう。

面接会場では、入り口が複数ある店舗では正面の入り口から入店します。余裕をもって5分前には到着するなど、ビジネスマナーを守ることも大切です。

飲食業は未経験可の募集も多く、経験がない方でも始めやすいお仕事です。自分が大切にしたい条件を分析したうえでお店探しに臨み、長く勤められそうな店舗を選びましょう。


  • この記事の著者
    小川郁恵

    小川郁恵

    ライター

    スポーツ用品業界紙の記者を経て、フリーのライターに。飲食業界に特化した求人誌や、飲食店の紹介、結婚式場の情報サイト、飲食店のコンサルティング関連などさまざまなジャンルで、飲食業界の取材や記事執筆に携わってきた。ほかにも、観光スポットや温泉宿、求人広告、モデルルームをはじめ、幅広い分野の取材・執筆を担当。群馬県出身・在住。