しょくヨミ!! 飲食店の正社員/アルバイト求人情報サイト [更新:Sat Apr 27 12:13:00 JST 2024]

飲食店で働く人向けのWebマガジン しょくヨミ!!

2023-07-11 15:44:23.0

チャットGPTを使って飲食店の運営効率を高めるには?

研究機関のOpen AIが開発した、AIチャットサービス「チャットGPT」。生み出す文章が「人が書いたのではないかと思うほど完成度が高い」と、SNSなどで話題を呼びました。2022年11月にリリースされたばかりのツールですが、上手に活用すれば店舗運営に大きく貢献してくれる可能性があります。
画像素材:PIXTA

チャットGPTとは?

チャットGPTはAIを使用した自動応答チャットサービスで、質問を入力すると高度なAI技術によって答えを返してくれます。文章の作成・要約・添削・校正、詩や物語などの創作、プログラミング、企画書や表の作成、英語の翻訳なども可能です。

チャットGPTのユーザー数は、2022年11月のサービス公開後、わずか2ヶ月で1億人を超えました。2023年3月には、性能が従来型よりさらに向上した「GPT-4」が登場。ゆくゆくはWord、Excel、会計ソフトなどにも応用されることが見込まれています。

飲食店でのチャットGPTの活用例

飲食店では、どのような場面でチャットGPTを活用できるのでしょうか。

■ブレインストーミングや壁打ちに活用する

マーケティング方法や販促企画を考えるのに行き詰まったときは、例えば「ラーメン店で夏季に売上を伸ばすためのマーケティングを教えてください」「飲食店で行う夏のキャンペーンは何がいいですか」といったように、チャットGPTに意見やアイデアを求めてみましょう。すでに実施予定のイベントなどがあれば、事前にメリットとデメリットを聞いておくことで、成功させるための施策を立てることができます。

■ホームページやSNS、メニュー表などに載せる文章の作成・添削

チャットGPTには、文章を作成・添削・校正する機能もあります。例えば「落ち着いた雰囲気の和食店 メニュー表」などと打ち込むと、列挙されたメニュー名と簡単な店舗紹介文が表示されるため、メニュー表のテンプレートとして活用できます。

また「カジュアルなイタリアンレストランの紹介文」や「居酒屋で17時から18時までビールが10%オフになるイベント」などと入力すれば、ホームページやSNSなどに掲載する文章の例が表示されます。

一通り文章が完成したら、よりクオリティの高い内容に仕上げるために添削を依頼しましょう。「『伝統的な調理法を用いて、新鮮な食材の旨味を最大限に引き出した料理を提供しています』を添削してください」などと入力すると、修正後の文章が表示されます。
画像素材:PIXTA

■短時間でリサーチが可能

調べものの際にチャットGPTを活用すれば、すぐに答えを出してくれます。例えば新メニューの情報を収集したいときは「2023年の夏 人気かき氷」と質問すると、さまざまなメニュー例を挙げてくれます。

また「2023年の下半期 トレンドメニュー」「2024年に流行るメニュー」などと質問することで、先々の飲食業界の予測を把握することも可能です。リサーチにかける時間を大幅に短縮できるため、手軽に情報を集めたいときはぜひチャットGPTを活用してみましょう

利用開始までの流れ

チャットGPTを利用する際は、まず公式サイトにアクセスしてアカウントを作成しましょう。登録後はログインし、チャット画面を開いて検索ボックスに文字を入力するだけで利用できます。

料金体系は「無料プラン」「ChatGPT Plus(月額20ドル)」「アプリ内課金(月額3,000円※iPhoneのみ)」の3つです。まずは無料プランを使用してみたうえで、有料プランに変更するか検討しましょう。

チャットGPTは、インターネット上から収集した情報をもとに答えを出しています。完全に正確な回答ではない場合もあるため、人による最終確認は必要ですが、回答精度の高さが評判となっています。賢く活用することで雑務などの負担を減らし、店舗運営を効率化しましょう。