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飲食店で働く人向けのWebマガジン しょくヨミ!!

2022-10-07 16:23:04.0

混雑状況をリアルタイムで伝えて“密”を防止し、顧客満足度を高めよう

「コロナ禍においてもお客様に安心して食事を楽しんでいただきたい」という思いから、飲食店はさまざまなコロナ対策を講じています。そんな中で近年普及しつつあるのが、お客様が来店前に店内の混雑状況をリアルタイムで知れるサービス。今回は、飲食店の混雑を緩和し“密”を防ぐ5つのサービスをピックアップしました。自店に取り入れられるものはないか、ぜひチェックしてみてください。
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T*Plats

「T*Plats」は、株式会社日立製作所とイーヒルズ株式会社が共同で提供するサービス。IoTセンサーが施設内の温度・湿度・音・二酸化炭素の濃度・スマートフォンの電波などを測定し、施設内の衛生管理状況を“見える化”してくれます。お客様はネット上で混雑状況のデータを確認のうえ、感染リスクの低い時間帯を選んで来店できます。

また、空気の状態が「よい」「やや換気が必要」「換気が必要」の3段階で評価されるため、店舗側は評価に応じた効率的な換気が可能に。無駄な換気を避け、冷暖房の効果を保つことができます。

飲食店LIVEカメラ

株式会社ぐるなびが提供する「飲食店LIVEカメラ」は、毎分更新されるLIVEカメラの映像をお客様がスマホでいつでも確認できるサービス。リアルタイムの混雑状況が一目でわかるため、空いている時間帯を狙って来店できます。

カメラに映った人の姿は人型の画像に置き換えられ、個人を特定できない形で配信されるなど、プライバシーにも配慮。カメラの設置後は、wi-fiに繋いだまま電源をオンにしておくだけで手軽に運用できます。

「飲食店LIVEカメラ」は、まだ来店したことがないお客様がお店の雰囲気を掴むのにも役立ちます。導入すれば、新規顧客の開拓にも一役買ってくれるはずです。

混雑カウント

株式会社セキュアの「混雑カウント」は、高精度なステレオカメラが施設内の混雑度を5段階で測定・評価するサービス。混雑度が文字ではなくアイコンで示されるため、言葉がわからない外国人の方にも理解しやすいのが特長です。

また、自店で運用中のWebサイトと連携でき、APIを利用して希望のUI上に混雑度を掲示できるのもポイント。運用開始から3か月~3年間はデータが保存されるため、前月や前年度の混雑状況と比較できるほか、店内のレイアウト変更時にも役立ちます。

VACAN Maps(バカン マップス)

株式会社バカンが提供する「VACAN Maps」は、アプリの地図で店舗の混雑状況を確認できるサービス。「空きあり」「やや混雑」「混雑」「営業中」「営業時間外・ラストオーダー終了・利用停止中など」の5つのステータスを、マップ上に5色のピンで提示します。

ピンをクリックすると、店舗の詳細情報や写真もチェック可能。お客様からの「10分後に行きたい」という予約を受け付けるリクエスト機能も搭載しているほか、オプションで店頭にデジタルサイネージを設置できます。
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順番待ちシステムや呼び出しアプリとの併用もおすすめ

「VACAN Maps」を手掛ける株式会社バカンは、スマホや店頭のタブレットで受付と待ち順を管理できるデジタル整理券システム「Q ticket」も提供中。導入すれば順番が近づいたお客様に呼び出し通知が届くため、店舗から離れた場所で時間をつぶしてもらうこともできます。混雑状況を発信するサービスと併用し、混雑緩和を促進しましょう。

順番待ちシステムには、「Q ticket」のほかにも次のようなものがあります。複数言語対応のものや低コストで運用できるものもあるため、導入を検討してみてはいかがでしょうか。

・EPARK
・My junban
・ネコの目システム
・matoca
・イニット・ディー 順番待ちシステム
・SMAQ
・MyTurn
・順番ウォッチ
・Simple Order
・アイリスト

顧客満足度アップのほか接客コスト削減効果も見込める

混雑状況の伝達サービスや順番待ちシステムの導入で混雑を緩和すれば、お客様に「コロナ禍でも密を避け、安心して飲食できるお店」と印象付けられ、リピーターの増加が期待できます。また、これまで「今から行っても混んでいるかもしれないからやめておこう」と来店を控えていたお客様にも来店いただくことができるようになるほか、「今、席は空いていますか?」という問い合わせ電話にスタッフが対応する手間も省けます。集客力を高めたい方、人件費削減や効率的な店舗運営を目指す方はぜひ取り入れてみてくださいね。