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2017/12/19

イタリアン・フレンチで使える年末年始の集客術。和食店に負けないアイデアとは?

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飲食業界において日本の年末年始に最も盛り上がるお店といえば、年越し蕎麦やおせちなどを提供する和食店。その一方で、イタリアンやフランス料理、中華などは年末年始の雰囲気を出しづらいもの。今回はフレンチやイタリアンなどの洋食店でできる年末年始の集客術について紹介します。すでに年末商戦が始まっていますが、これからできる施策もあるので、ぜひ参考にしてください。

洋食店で年末年始の雰囲気を出すには?

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■料理

日本の大晦日といえば、“年越し蕎麦”は欠かせない料理のひとつです。もちろん、和食以外のお店で蕎麦を提供しても問題はありませんが、イタリアンやフランス料理店が蕎麦を出すとなると、メニューから浮いてしまう心配がありますよね。お店の雰囲気を壊さずにメニューに取り入れるなら、洋風や中華風など店の業態に合わせたアレンジがベターです。年越し蕎麦のアレンジはなかなかないので、客の好奇心を刺激することにも繋がります。

フランス料理やイタリアンなど、海外の料理を提供しているお店なら、各国で年末年始に食べられる料理を提供するのもいいでしょう。フランスのガレット・デ・ロワなどが代表的な例。「公現祭の日に食べられるフランスの伝統的なお菓子」など、ウンチクを添えて提供するのがポイントです。「こんな料理があるんだ」と店の料理に対して興味を持ってもらうきっかけにもなるでしょう。

■サービス

日本の年越しというと家族みんなで過ごすのが定番でしたが、最近ではバーや居酒屋などで友人たちと過ごす人もいます。そういった客層に向け、カウントダウンイベントを実施するのも一つの手です。ここで大切なのが、客同士が一体となって自然と盛り上がる雰囲気を店側が作るということ。スタッフが盛り上げ役となってカウントダウンをしたり、無料で乾杯用のドリンクを提供するなど、年末の特別感を演出しましょう。

■インテリア

お正月をイメージする飾りといえば、門松や獅子舞、しめ縄などがありますが、洋食店などは和風過ぎる小物が店のコンセプトに沿わない可能性もあります。そういったお店は、モダンな雰囲気のものをチョイスすると、店のイメージを損ねることなくお正月らしい雰囲気を作ることができるでしょう。最近では、しめ縄にバラやダリアなどをつけてモダンにアレンジしたものも登場していますから、チェックしてみてください。

お花を活けているお店なら、南天や松などをポイントとして使うのもおすすめ。それだけだと和の感じが強いですが、他の洋花と組み合わせたアレンジによっては和洋折衷な雰囲気になるので、単体で活けるよりも和の印象が薄らぎます。また、和の雰囲気を取り入れづらいというお店なら、おめでたいイメージのある赤や金を使った小物を使うだけでもお正月感をアピールできますよ。

お正月の定番! おせち料理を始めるときは慎重に

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オーソドックスなおせちだと、栗きんとんや黒豆など和のメニューが入っていますが、最近ではフランス料理やイタリアン、中華のメニューを使ったおせちも定番となりつつあります。なかには、キャビアやフォアグラなど、豪華な食材を使ったおせちも登場しており、おせち=和食でなければいけないという認識はないと思ってもいいでしょう。こういった背景から、年末商戦の取り組みの一つとして、おせちの販売を手掛けるのもおすすめです。

洋風ということを逆手にとって、ワインに合うことを意識したラインナップもいいかもしれません。ただし、過去には宣伝の写真と実際に送られてきたおせちの内容が全く違うことから、大きな問題へと発展したケースもあります。おせち料理を始めたいと考えている店舗は、慎重に検討するようにしましょう。

季節感を大切にする日本では、年越しやお正月など年末年始のイベントは収益アップのチャンス。インテリアの変更は今からでも取り入れやすい施策です。年末年始に向けしっかりと準備をしていきましょう。
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