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2016-01-08 09:16:06.0(2019-08-07更新)

【訪日外国人が急増中】もはや英語は必須? 飲食店のホールスタッフが覚えたい外国語とは?

東京オリンピックを一年後に控えたいま、政府の施策も重なってインバウンド需要が各業界で高まっています。
飲食店で働いているホールスタッフの方々も外国人客を対応する場面も増えてきたのではないでしょうか?
今回は、飲食店のホールスタッフが覚えるべき外国語を訪日外国人のデータからお伝えします。

飲食店では外国人対応が必須に!?

2013年には外国人観光客の年間訪日数が1000万人を越え、2018年には3000万人以上の外国人観光客が来日しました。(※1)
さらに、2015年に当社が実施した調査(※2)によると、外国人客が毎日来店する飲食店が全体の27.8%、週に1度は来店するという飲食店が28.9%という結果も出ています。4年前の時点で半数以上の飲食店が外国人客を最低週1回以上のペースで受け入れているのです。
今後、オリンピックや大阪万博が開催される影響もあり、外国人観光客はさらに増加することが予想されます。近い将来で飲食店でのインバウンド対策はもはや必須となっていることでしょう。

※1 JITOから引用
※2 飲食店リサーチから引用

訪日外国人はアジア諸国が中心。欧米諸国からの来日も増加傾向

訪日外国人はどのような国から訪れているのでしょうか。日本政府観光局のデータをもとにご紹介します。

中国:8,380,034人
韓国:7,538,952人
台湾:4,757,258人
香港:2,207,804人
タイ:1,132,160人
シンガポール:437,280人
アメリカ:1,526,407人
フィリピン:503,976人
オーストラリア:552,440人
イギリス:333,979人
カナダ:330,600人
フランス:304,896人
出典:日本政府観光局(2018年1~12月の集計データ)

圧倒的に多いのは、中国や韓国をはじめとしたアジア諸国からの来日です。特に中国と韓国からの来日数は訪日外国人の割合の6割を占めています。これには「中国・ASEAN諸国での中間所得層の激増」「中国・ASEAN諸国からの旅行者へのビザの緩和」などが影響しています。
さらに、アメリカをはじめとした欧米諸国からの訪日外国人数も軒並み増加しており、その傾向はますます強まる見込みと思われます。飲食店はインバウンド対策が必要不可欠というわけです。

訪日外国人数から分析。対応すべき言語は「英語・中国語・韓国語」

先ほど示した訪日外国人の割合から考察すると、飲食店のホールスタッフが対応すべき言語は「英語」「中国語」「韓国語」の3言語となりそうです。
英語はアメリカやオーストラリアでは公用語として扱われている上に、世界における共通言語としても扱われています。英語は世界中で一番通じる言語と言っても過言ではありません。
また、訪日外国人の約60%を占める中国と韓国からのお客様をもてなすために、中国語と韓国語もできるだけ対応しておいた方がいいでしょう。

今すぐ使える「接客英語」の基本!

さて、飲食店のホールスタッフには英語・中国語・韓国語の対応が必要だと説明しましたが、はじめに対応するべきな言語は英語です。
そこで、ここからは実戦で使える簡単な英会話をご紹介。接客に使用する英会話は複雑ではないので、覚えようと思えば一日でマスターできるはず。ぜひ参考にしてみてください。

【中国語に関してはこちら】飲食店で使える中国語の接客フレーズ。注文・会計など場面別で紹介!

■来店時

「こんばんは。何名様ですか?」
「Good evening. How many?」

「タバコは吸いますか?」
「Do you smoke?」

「こちらへどうぞ」
「This way, please.」

「申し訳ございません、満席です」
「I'm so sorry, we are completely full. 」

「こちらで少々お待ちください」
「Please wait a moment here.」

■注文時

「ご注文はお決まりですか?」
「Are you ready to order?」

「おすすめメニューはこちらです」
「Here are today's special.」

「お飲物はいかがですか?」
「Would you like another drink?」

「コーヒーはお食事の前と後どちらがよろしいですか?」
「Would you like your coffee before or after the meal?」

「ご注文の確認をいたします」
「Let me repeat confirm your order.」

■料理提供時

「どうぞ(料理提供時の一言)」
「Here you are.」

「お皿が熱いのでお気をつけください」
「Please be careful with the plate. It's very hot.」

「空いたお皿をお下げします」
「Let me take your plates.」

■会計時

「お会計は5,000円になります」
「Your total is 5,000 yen.」

「現金とカードどちらになさいますか」
「Would you like to pay by cash or card?」

「おつりです」
「Here is your change.」

「ご来店ありがとうございました」
「Thank you. Have a good night.」

参考:英会話スクール『ベルリッツ』
https://www.berlitz.com/ja-jp/blog/restaurant

以上が基本の英会話になります。
飲食店の業態によって外国人客への対応が変わってくるので、メニューの説明やお店ならではのルールに関しても英語で説明できるようになっていると良いでしょう。

>>業態別の英会話集はこちら

基本的な英会話を覚えて、外国人の方々をもてなそう!

さて、今回は飲食店のホールスタッフに必要な英会話を簡単にご紹介しました。最低限の英語を覚えて訪日外国人の方々をもてなすことができれば、きっと彼らの満足度も上がるはず。
英会話は実際に話すことで身につくことで身につきます。もし、接客をしながら自身の英語力のレベルをあげたいと感じたら、より英語力が求められる職場に転職するのも一つの手です。
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