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2017/7/4

一流のソムリエになる為に。「はじめの一歩」に必要なものとは?

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レストランでワインを専門にお客様へのサービスを担当するソムリエ(女性はソムリエール)は、ワインに関する豊富な知識を持ち、お客様の好みや料理に合わせて最適なものをおすすめする専門性の高い職業です。ひと昔前は、ソムリエと言えば高級レストランというイメージがありましたが、昨今はカジュアルレストランでも多くみられるようになり、活躍の幅が広がっている職業のひとつといえるでしょう。

今回は、ソムリエになるために身につけておきたい知識や資格を紹介します。これからソムリエを目指す人、現在サービスの仕事にたずさわり仕事の幅を広げたい人は、ぜひ参考にしてください。

ソムリエの仕事とは

まずは、お客様の好みをお聞きし料理に合わせてワインを提案、オーダーを取り、ホスト・テイスティングの対応やサーブなど接客面の仕事が挙げられます。

次に重要なことはワインリストの作成です。世界中に数多くあるワインの中から店の料理に合ったワインを選び、仕入れ、リストを作成します。ワインに詳しい人がリストを見れば、ソムリエとしてのスキルがひと目でわかるそうです。ワイン選びではメーカー主催の試飲会に出向いたり、直接ワイナリーをめぐり各地で仕入れをすることも。また、保管状況によって品質が変わる繊細なワインを、最良の形で保管するのもソムリエの大切な仕事です。

ソムリエに必要な知識や技術、資格

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ソムリエには、お客様に心地よくワインを楽しんでいただくサービス技術、銘柄ごとの特色・歴史・保管方法など、ワインに関わる豊富な知識が必要です。また、テイスティングの能力や、開栓やデキャンタージュの技術、わかりやすくワインの特色を説明する表現の技術、美しくサーブする技術など、ソムリエが必要とする基本的な知識や技術は多岐にわたります。これらの知識は独学で身につけることもできますが、ソムリエ資格を取得するために勉強することで、体系的に学ぶことができます。

ソムリエ資格はフランスでは国家資格ですが、日本では日本ソムリエ協会(J.S.A.)と全日本ソムリエ連盟(ANSA)の二つの団体が認定している民間資格です。ここでは日本ソムリエ協会(J.S.A.)が認定するソムリエ資格についてお伝えします。 日本ソムリエ協会(J.S.A.)によって認定されるソムリエ資格は、1次試験が筆記、2次試験がテイスティング、3次試験がデキャンタージュなどのサービス実技試験となります。

なお、受験資格は20歳以上、現役で下記の職務をJ.S.A.会員は通算2年以上、非会員は通算3年以上経験していないといけません。
■アルコール飲料を提供する飲食サービス、ワイン・酒類・飲料の流通や販売
■ワイン・酒類・飲料の仕入れ、管理、輸出入、流通、販売、教育機関講師、酒類製造
■アルコール飲料を取り扱うコンサルタント業務

ソムリエになるための学びの場

ソムリエになる道はさまざまですが、最もポピュラーなのはワインを扱う飲食店でサービスの経験を積むことでしょう。とくにソムリエ職があり、ワインに力を入れている飲食店で働くことは非常に勉強になります。ソムリエ資格を取るためのサポートをしているレストランもあるので、求人内容をチェックしてみましょう。

また、専門学校で学ぶ方法もあります。例えば、ホスピタリティやワインの知識・実技が学べる「東京観光専門学校 ホテル学科 レストラン・ソムリエ専攻」や、業界の最前線で活躍する講師が教えるワインスクールの「アカデミー・デュ・ヴァン」などが挙げられます。特にワインスクールは、ワインを扱うレストランの増加とともに、全国各所に広がっています。

さらに、現在ソムリエとして働いている人がステップアップするためには、日本ソムリエ協会の研修に参加したり、シニアソムリエの資格に挑戦するのも良いでしょう。フランスやイタリアなど海外のレストランで修行をするのも、更に上を目指すために良い経験となります。

勉強になる書籍

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ここではソムリエを目指す上で参考になりそうな本をピックアップしました。気になる本があれば、ぜひお手にとってみてください。

■『ワインテイスティングの基礎知識』(新星出版社) 著:久保將(監修)
ワインテイスティングの知識や技術を押さえるためには「まずこの1冊」と定評があります。J.S.Aのソムリエ資格の2次試験対策でも役に立ちます。

■『言葉にして伝える技術――ソムリエの表現力』(祥伝社新書)著:田崎真也
名ソムリエ田崎真也氏の豊富な経験から、五感をどう鍛え、ワインに限らず料理のおいしさをどのように伝えるかという心構えが学べます。

■『ワインづくりの思想 銘醸地神話を超えて』(中公新書)著: 麻井宇介
日本のワイン水準を飛躍的に高めた醸造家である著者が、作り手として「良いワインとは何か」述べた本です。醸造のプロが語るワイン作りの考え方に圧倒されます。

■『ソムリエール』(ヤングジャンプコミックス BJ) 著:城 アラキ  作画:松井 勝法
ソムリエールを目指す若い女性の主人公が、ソムリエール、そしてサービスパーソンとして成長する物語。コミックなので読みやすく、また、ワインについてのコラムや巻末のエッセイもあり、手軽に勉強できます。

いかがでしたか?今回はソムリエになるための第一歩として、ソムリエに必要な知識や技術をどう得るかを中心にご紹介しました。知識や技術はもちろん大切ですが、一流のソムリエになるためには、お客様へのホスピタリティとワインへの情熱が欠かせません。奥深いワインの世界をお客様に楽しんでいただけるよう、常に謙虚に学び続ける姿勢を持ち続けてくださいね。
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