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2020-05-29 17:32:38.0

"キャッシュレス決済”で新しい生活様式に対応しよう!飲食店におすすめのサービスや導入方法は?

画像素材:PIXTA

私たちの生活を大きく変えた新型コロナウイルス感染症。飲食店でもソーシャルディスタンスを意識して席の間隔を空けたり、グラス同士が接触する乾杯を避けたりと、新しい生活様式を取り入れるようになりました。そんな感染症対策の一つとしてキャッシュレス決済が推進されています。しかし、キャッシュレスは種類がさまざまにあり、どれを導入すればよいのか分からないという人も多いはず。改めて、飲食店におすすめのキャッシュレス決済サービスを紹介します。

感染症対策で導入するなら非接触型決済&コード決済

キャッシュレス決済には、クレジットカードやデビットカード、WAONやSuicaなどの電子マネーなど、いろいろな種類があります。しかし、これらの決済方法は感染症対策という点では不安が見られます。例えばクレジットカードやデビットカードは、カードの受け渡しが発生することからお客様と店員が接触することになり、感染のリスクがないとはいえません。また電子マネー決済も現金チャージ型であれば同様で、感染症対策のための導入の場合には満点とは言えないところです。

この状況の中で近年注目を集めているのが、端末にタッチするだけで決済できる「非接触型決済」やスマホコードを読み取るだけで支払いが済ませられる「コード決済」。この二つはレジで対面してのやり取りを減らすことが可能であるため、感染症対策としておすすめです。

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おすすめのキャッシュレス決済サービスや導入方法は?

では、実際に飲食店にキャッシュレス決済を導入する場合、どのサービスを利用すればよいのでしょうか。代表的なサービスをいくつか紹介します。

■PayPay

日本国内においてQR決済利用率No.1のPayPay。お店に置いたQRコードを読み取るだけで支払いが完了するので、会計の時間を大幅に短縮することができます。消費者に追って嬉しい還元キャンペーンもたびたび開催されています。

申し込みは公式サイトから24時間可能。審査後、店にPayPayコードが届くので、初期設定をしたら利用が可能になります。申し込みから1週間程度と、スピーディーに導入できるほか、導入費無料、決済システム利用料も2021年9月末まで無料、入金手数料もジャパネット銀行をしていすれば永年無料です。売上金額にかかわらず、最短翌日入金という入金サイクルも魅力といえます。

■LINE Pay

身近なコミュニケーションツール「LINE」を使ったサービス、LINE Pay。アプリをインストールしている人であれば、規約に同意するだけで登録完了となる手軽さが魅力。インバウンド対策にも有効で、韓国で利用が多い「NAVER Pay」や、中国で利用が多い「WeChat Pay」にも対応しています。

LINE Payは公式サイトから加盟店加入申請をし、審査後から導入できます。申請から完了まで、目安は10営業日ほど。2021年7月までは初期費用や決済手数料もかかりません。

■楽天ペイ

楽天ペイは、楽天グループが提供するスマホ・QR決済サービスです。楽天スーパーポイントと連動していて、通販サイト「楽天市場」をはじめ楽天が提供する各種サービスを併用利用することで、よりお得に使うことができると評判です。KDDIが運用する「au PAY」も共通のQRコードで利用できます。

導入費用は無料、楽天銀行を振込み登録口座にすると翌日自動入金されます。決済手数料は3.24%。申し込みは公式Webサイトからとなります。

■メルペイ

フリマアプリ「メルカリ」を持っている人が使えるメルペイは、iD決済に対応する店舗で使用できます。利用者は普段からメルカリで商品を販売している人が多いため、利用者層の多くが10~30代の女性になります。そのため導入するのであれば、カフェやベーカリーなど女性をターゲットにしたお店がおすすめです。

初期費用や固定費用はなく、決済手数料は1.5%ですが、2020年6月末まで対象事業者は無料になるキャンペーンを行っています。申し込みは公式Webサイトから。入金サイクルは月1回か月2回のいずれかから選べるほか、希望すればau PAYへの同時申し込みも可能です。

■Airペイ

リクルートが運営するAirペイは、POSアプリ「エアレジ」と連携できます。1台のカードリーダーでクレジットカードや電子マネー、QRコード決済など29種に対応しているのも魅力です。

導入にはiPadかiPhoneが必要です。月額の固定費はかかりませんが、決済手数料が3.24%~3.74%。振込み回数は月3~6回と比較的多めです。


安心して食事を楽しんでもらえるよう工夫が必要になる今は、さまざまな変化が求められるときです。これまで導入を検討していなかった店舗も、感染症対策の一つとして、キャッシュレス決済を導入してみてはいかがでしょうか。