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2018/10/10

福岡・博多エリアで人気の飲食店10選。独自の食文化が楽しい博多グルメ!

Photo by iStock.com/gyro
日本には全国に食を楽しめる「グルメな街」が数々ありますが、福岡・博多もそのひとつ。食を目当てに福岡・博多を訪れる人も多く、「バリうまか」なものがたくさんあります。今回は、福岡・博多で生まれ全国でもおなじみになった料理、ぜひ現地で食べたい博多グルメ、そして、地元で評判の人気店をご紹介します!

もつがプリプリふわふわの「もつ鍋」

博多の鍋で全国的に有名なのが「もつ鍋」です。新鮮な牛肉のもつ、たっぷりなニラやキャベツを醤油ベースなど、店によってこだわりのスープで炊きます。戦後ものが不足していた時期に、ニラともつをアルミ鍋で煮たことから始まったといわれています。

①元祖もつ鍋 楽天地(中央区天神)

「福岡のもつ鍋のシメはチャンポン」というスタイルを確立したのがこのお店。和牛などの6種類の新鮮なもつを小さ目にカットし、火入れの時間を短くしてふわふわの状態で供します。スープは醤油ベースのオリジナル。野菜は九州産の肉厚なニラ、スープの甘みが増すキャベツを使用。昭和っぽい店内で連日大賑わいの人気店です。

②もつ幸(博多区綱場町)

地元の人の評判が高い人気店。4種類のもつや野菜を鶏ガラ仕立てのスープで炊いて、自家製の酢醤油につけて食します。もつ鍋の上に餃子の皮をのせているのも、もつ幸ならではの工夫です。皮がスープになじんでトロッとした食感と、もつのプリプリ感が絶妙と評判です。

博多といったら「とんこつラーメン」

Photo by iStock.com/unTH

長浜や博多のラーメンは豚骨スープとストレートの細麺が一般的です。スープは意外とあっさりめ。麺が細いのは、忙しい市場の人たち向けに短い時間で茹でる必要があったためだと言われています。また、「バリカタ」「カタ」「やわ」など麺の固さを指定したり、「替え玉」が注文できるのも特徴です。

③元祖長浜屋(中央区長浜)

長浜の魚市場のそばで開いた屋台がブレイクしたのが「元祖長浜屋」。「長浜」と名が付くラーメンではもっとも古く「替え玉」発祥のお店です。メニューは具材がネギと豚肉の「ラーメン」のみ。麺の固さ、油の量、ネギの量を指定することができ、塩味の豚肉は「替え肉」もできます。

④博多 一双(博多区博多駅)

いまや博多ラーメン界でその名をとどろかせる山田兄弟が立ち上げた博多ラーメンの人気店。スープはクリーミーで、表面いっぱいの「泡立ち」が特徴。「麺は固め」が博多ラーメンの特徴ですが、一双はスープに絡みやすいしなやかなオリジナル麺を開発しました。タレは福岡県産の地しょうゆを独自にブレンド。地元っこの評判が高いオリジナリティあふれるラーメンです。

博多のソウルフード「明太子」

たらこを唐辛子などで漬け込んだ「明太子」は、戦後、満州から引き揚げた『ふくや』の店主・川原俊夫氏が考案しました。製造方法を公開したことで多くの店が独自の味付けを加え、博多は明太子の街になったそうです。1949年1月10日に販売が開始され、1月10日は「明太子の日」とされています。

⑤元祖博多めんたい重(中央区西中洲)

明太子といえばお土産のイメージがありますが、日本初の明太子専門の料理店が『元祖博多めんたい重』です。高級料亭で考案された明太子の製法と特製の「かけだれ」を再現。じっくり漬け込んだ昆布巻き明太子を、海苔を敷いたごはんに乗せ、旨み成分を贅沢に配合した自家製「特製かけだれ」をかけて食べる「めんたい重」が看板メニューです。

グルグルっと巻かれた「鳥皮」

Photo by iStock.com/Kamoza

「鳥皮」というと、串にさした焼き鳥を思い浮かべますが、福岡の鳥皮はちょっと違います。鶏の皮を串にグルグルと巻きつけ、タレにつけて焼き上げます。余分な脂を落としているので、何本でも食べられると地元では大人気です。

⑥とりかわ粋恭

行列のできる人気の鳥皮専門店。ここの鳥皮は仕込みに4日間かかっているそうです。外はカリカリ、中はジューシー。箸休めに生キャベツを供しています。さっぱりしているので何本でも食べられそうですが、閉店までに品切れすることが多いため、現在は1人8本までしか注文できないそうです。

一口サイズの「博多ギョウザ」

博多のギョウザは一口サイズなのが特徴です。博多ギョウザを始めたのは、戦後、満州から引き揚げてきた人たち。満州のギョウザは水餃子で茹でるため小ぶりですが、それを焼くようになったので、博多のギョウザはミニサイズになったと言われています。

⑦博多祇園鉄なべ(博多区祇園町)

福岡・博多で「鉄鍋」餃子といえば、『博多祇園鉄なべ』。常に行列のできるお店で、30年以上前、博多の屋台から始まりました。丸い鉄鍋にぎっしり一口大のギョウザが並べられ、鉄鍋のまま供するため最後までアツアツのまま食せます。皮はやや厚めでもっちり。油切れがよく、カリカリっとして具もたっぷりなのに、2人前ぐらいはぺろっと食べられます。

鳥ガラを凝縮した白濁スープが特徴の「水炊き」

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福岡で鍋と言えばもつ鍋が有名ですが、実は地元の人にとって鍋といえば「水炊き」です。明治の頃、コンソメと中華料理の鶏を炊く調理方法をベースに考案されました。博多の水炊きは鳥ガラをしっかりとって、一般的にはスープが白濁しているのが特徴。鍋を食べる前にスープを飲むのが地元のお作法だそうです。

⑧水たき 長野(博多区対馬小路)

福岡で水炊きといえば『水たき 長野』というくらい有名で、予約必至の人気店。90年以上前に創業された老舗で、メインの「水炊き」は骨付き鶏肉、「スープ炊き」には鶏のつみれが入っています。天然飼料で育てられた若鳥だけを使用。博多っこイチオシのお店です。

博多は「うどん」も外せない

福岡・博多の麺ものはラーメンと思われがちですが、地元の人たちはうどんの方がポピュラーだそうです。実はうどんの発祥地は博多で、13世紀中国の宋からに伝わり、商人の街博多で手軽に食べられるとして広まったとか(諸説あり)。博多うどんはふわふわとやわらかい麺が特徴です。

⑨博多ごろうどん(中央区天神)

うどんの激戦区、天神でも有数の人気店。博多うどんらしいやわらかい麺と、透き通った昆布だしのつゆの組み合わせが評判です。なかでも一番人気は「助六うどん」。トッピングは、ごぼうをカリッと揚げた博多名物の「ごぼう天」です。

屋台の定番「焼きラーメン」

博多といえば人気なのが夜の屋台街。ここで数々のグルメが生まれてきました。その中の1つが「焼きラーメン」。茹でた麺、野菜や豚肉などの具を焼きそばのように炒め、とんこつスープやウスターソースで味付けしたもので、屋台でよくみかけるメニューの1つです。

⑩小金ちゃん(中央区天神)

焼きラーメン発祥のお店。天神エリアでNo.1といっても過言ではないくらい行列のできる超人気店です。看板メニューは「元祖焼きラーメン」で、大将が鉄板で豪快に焼き上げます。焼けたとんこつスープのにおいも香ばしく、ついついお酒もすすむことでしょう。

いかがでしたか。福岡・博多には、今回紹介した料理以外にも新鮮な魚介類など美味しいモノがたくさんあります。古くからの商人の街らしく、明るくてきぱきとした対応の飲食店が多いことも魅力。機会があれば、ぜひ博多グルメを堪能してください!

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