しょくヨミ!! 飲食店の正社員/アルバイト求人情報サイト [更新:12月6日 17:47]

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飲食店で「あるある」な失敗。覚えておきたい対処法とフォローの方法とは?

仕事をしていれば、ときには失敗してしまうこともありますよね。特に秋は転職シーズンで、新しいお店に着任したばかりの方や、初めて飲食店で働く新人スタッフも多い季節です。仕事に慣れないうちは当然、ミスが起きやすくなります。もし失敗してしまったとしても、すぐに適切な対応ができるよう、飲食店でありがちな失敗とその対処法を把握しておきましょう。自分以外のスタッフがミスをしてしまったときに備え、事態を早く収束させるフォローアップの方法もあわせてご紹介します。
画像素材:PIXTA

失敗あるある① 注文内容を間違えた

お客さまが注文したものとは違う料理やドリンクを提供してしまう失敗は、オーダーを受けるホールスタッフでも、調理をするキッチンスタッフでも起こす可能性がある失敗です。

■対処法

料理やドリンクをサーブしたときに、お客さまから指摘されて初めて間違いに気づいた場合は、すぐに謝罪し本来の注文内容をお伺いしてください。ミスの原因には、オーダーの聞き間違い、提供するテーブルが間違っていた、キッチンスタッフの勘違いなどさまざまなものがありますが、まずはオーダーを取ったスタッフに確認しましょう。

また本来注文された料理やドリンクがまだ作られていなければ、すぐに作り直す旨をお客さまにお伝えし、時間がかかることを了承してもらいましょう。

■フォロー

オーダーを取ったスタッフや、間違った料理を提供したスタッフは、お客さまにミスを指摘されて焦っているはずです。ほかのホールスタッフは焦らず冷静に状況を整理し、「すぐに作り直しますとお伝えしてください」など、適切な指示を出せるといいですね。キッチンスタッフは、なるべくお客さまを待たせないよう、本来の注文内容を最優先で調理しましょう。

失敗あるある② 料理や飲み物をこぼした

まだトレーの扱いが不慣れな新人の頃は、誰しもが料理や飲み物をこぼしてしまう失敗を経験してきたのではないでしょうか。もちろん慣れているスタッフでも、忙しいときにたくさんの料理や飲み物を一度に運び、こぼしてしまうケースもあります。

■対処法

配膳中にこぼしてしまったら、すぐにキッチンスタッフへ作り直しをお願いしましょう。テーブルや床が汚れた場合は、なるべく早く掃除をします。もしお客さまにかかってしまったら、すぐに謝罪し、急いでおしぼりやナプキンなどを差し出します。お店の責任者と相談して、クリーニング代の請求に応じてください。

■フォロー

こぼしてしまったスタッフを見たら、テーブルや床の掃除を率先して行いましょう。掃除道具をすぐに持ってきてくれるだけでも、ミスをした本人は助かります。

また、お客さまに料理や飲み物がかかってしまったら、すぐにおしぼりやナプキンを持って駆けつけます。お客さまを気遣いながら、ミスをした本人とともに謝罪しましょう。
画像素材:PIXTA

失敗あるある③ 皿やグラスを割った

皿やグラスを割ってしまうようなうっかりミスは、飲食店で働いていれば誰にでも起こります。集中力が欠けているとき、気が緩んでいるときに起こりやすい失敗です。

■対処法

店内に大きな音が鳴り響いたときは、お客さまに対して冷静に「失礼しました」と謝罪しましょう。破片でケガをしないように注意しながら、手早く掃除を行います。

また、食器を割ったということは、店の備品を損傷してしまったということ。オーナーや責任者にきちんと報告し、謝罪してください。

■フォロー

食器が割れる音を聞いたら、まずは本人に「怪我はないですか」と声をかけてあげましょう。もし怪我をしていたら、どこにも触れさせず怪我の手当を優先します。怪我をしていない場合は、掃除道具を持って駆けつけ、率先して掃除してあげると、失敗した本人も安心できるはずです。

そもそも失敗をしないように注意することが大切ですが、それでもミスは起こり得ます。失敗をした本人は「お客さまやお店に迷惑をかけてしまった」と気持ちが落ち込んでしまうもの。申し訳なさと焦りから、その後も失敗を連発してしまうこともあり得ます。失敗をした人をフォローすることで、安心させるとともにスタッフ同士の信頼関係を深め、明るい雰囲気の店舗をつくっていきましょう。

飲食店の失敗と対処法 よくある質問

Q.

お客様の注文と違う料理を出してしまいました。どうすれば良いですか?

A.

まずはすぐに謝罪し、本来のご注文内容を改めてお伺いします。その上で、作り直しに時間がかかることをお伝えし、ご了承いただきましょう。次に、オーダーを取ったスタッフに原因を確認し、キッチンに最優先で調理し直すよう依頼します。

Q.

料理や飲み物をお客様の服にかけてしまいました。最初の対応として何をすべきですか?

A.

何よりもまず、お客様に深謝し、急いできれいなおしぼりやナプキンを差し出してください。その後、責任者と相談の上、クリーニング代をお支払いする旨を誠心誠意お伝えします。

Q.

ホールで皿やグラスを割ってしまった時の正しい対応は?

A.

まずは大きな音でお客様を驚かせてしまったことを「失礼いたしました」と冷静に謝罪します。その後、怪我に注意しながら速やかに破片を片付け、責任者に備品を破損したことを報告・謝罪します。

Q.

同僚がミスをして慌てています。どんなフォローをすれば助かりますか?

A.

ミスをした本人は焦っています。まずは「大丈夫?」と声をかけ、落ち着かせることが大切です。その後、床の掃除を代わる、お客様へのお詫びに付き添う、キッチンへの再オーダーを代わりに伝えるなど、具体的な作業を率先して手伝ってあげると、本人は非常に助かります。

Q.

失敗した本人が気をつけるべきことは何ですか?

A.

「お客様やお店に迷惑をかけた」と落ち込んでしまうのは自然ですが、焦りから次の失敗を招かないように、一度気持ちを落ち着かせることが重要です。正直に謝罪し、適切な対処法を実行した後は、引きずらずに目の前の業務に集中するよう努めましょう。


  • この記事の著者
    松本ゆりか

    松本ゆりか

    ライター

    主に中小企業や飲食店経営、フリーランスの働き方に関する取材・執筆を担当。生家は和食料理店。週1バー店員。立ち飲みが好き。

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