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2020/7/6

飲食店が今知りたい「通販」の始め方。 必要な許可から、通販サイトの選び方まで

新型コロナウイルスの感染拡大により、これまでの営業スタイルを見直す飲食店が増えています。テイクアウトやデリバリーなど、イートイン以外の場所で売上を確保しようと考えているお店も多いでしょう。そんな利益確保の一手として、「通販」があります。テイクアウトやデリバリーは利用客が店舗の周辺に限られてしまいますが、通販を使えば全国各地にお店の味を届けることも可能。とはいえ、始め方が分からないという声も……。何に気を付けて、どんな風に始めたら良いのか、飲食店の通販の始め方や注意点についてご紹介します。
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販売するもので異なる許可申請。 まずは保健所に相談を

飲食店が一般的に通販で販売しているものは、焼き菓子やパン、惣菜、パスタソース、カレー、自家製ハム、燻製など多岐に渡ります。こうしたお店で作った食品を小売販売する場合は、商品や製造工程によって、それぞれ保健所に営業許可を申請する必要があります。保健所の管轄エリアによっては、新たなスペースや設備が必要になる場合も。どんなものを販売したいかイメージできたら、まずは保健所に相談しましょう。

衛生・安全面に考慮して、通販用商品を開発しよう

日ごろお店で提供している料理を、通販で売りたいと考えているお店もあるでしょう。しかし、いつものメニューをお客さまに自宅で美味しく食べてもらうには、衛生面や安全面に配慮しつつ、いつものメニューにひと手間加えることが大切に。例えば、パスタを麺とソースに分けて包装する、お惣菜を真空パックにして販売するなどが考えられます。

商品以外に用意するものは?

通販で食品を発送する場合、次のものを準備するようにしましょう。

■食品表示ラベル

食品表示ラベルとは、スーパーで購入した商品に貼られている賞味期限や製造元などが書かれたシールのこと。加工食品は、食品表示法で賞味期限などを表記することが定められているため、必ず用意しましょう。

■梱包材&緩衝材

梱包用の段ボールや緩衝材も必要です。形が崩れやすい、冷凍や冷蔵で配送する必要があるなど、商品によって適切な梱包材は異なるため、いろいろと試してみることをおすすめします。

■食べ方などの説明書

イートインではお店で料理したものをそのまま食べてもらいますが、通販ではお客さまが解凍をしたり、簡単な調理をしたりする必要があるものも多くあります。その場合は、美味しく食べるための説明書を同封してあげると喜ばれるでしょう。

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通販はネットショップがおすすめ

電話やメールで注文を受けるのも良いですが、便利なのはネット通販です。いつでも、どこでも、消費者の好きなタイミングで簡単に注文できるネット通販はぜひ取り入れたいところ。

ネット通販と聞いて、まず思いつくのは「楽天市場」や「amazon」などのショッピングモール型のネットショップではないでしょうか。これらのネットショップは、既存のショッピングサイトのなかで自分のお店を立ち上げることができるため、集客力が高いです。一方で、他店との価格競争や差別化が大変な一面も。お店によっては、出店料や手数料に負担を感じてしまうこともあります。

そこで今注目されているのが、「BASE」や「カラーミーショップ」といったASP型ネットショップです。ASPとは「アプリケーションサービスプロバイダ」の略で、プロバイダからネットショップを立ち上げるためのシステムを借りて、ショップを運営することができます。

ASP型ネットショップなら、初期費用や販売手数料などを抑えつつ、オリジナリティのある通販サイトを作ることができます。ただし、集客はお店の努力次第なので、実店舗にチラシを置いたり、SNSを使ったりするなど、しっかり通販サイトを告知する必要があります。

「特定商取引法」を知って、トラブル回避を

通販を始めるときは、事前に「特定商取引法」を確認しておきましょう。特定商取引法は、違法・悪質な行為から消費者を守るため、事業者が守らなければならないルールを定めたものです。違反した場合は、行政処分を受けることもあるので、必ず理解しておきましょう。

新型コロナウイルスの影響で飲食店を取り巻く環境が大きく変わるなか、イートインとは異なる収益の柱が必要だと考えているお店は多いです。その候補の一つとして、お店の新たなファンを増やすきっかけにつながる「通販」を検討してみてはいかがでしょうか。