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2021-11-01 10:25:13.0

コロナ禍にも強い「テラス席」の防寒対策。冬本番に向けて準備を始めよう

コロナ感染防止のためにテラス席のニーズが高まっていますが、晩秋から冬は外で飲食するのがつらい季節となります。寒い日でもテラス席で安心して食事を楽しんでもらうには、どのような防寒対策が必要なのでしょうか
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冬のテラス席には防寒対策が必須

冬の寒さが深まるにつれ、テラス席での食事は敬遠されがちになります。しかし、こたつやブランケット、ストーブ、カイロといった防寒アイテムがあれば、もっと快適にテラス席を楽しめるはず。どれも一般的に使われているものではありますが、それぞれどのような特徴や種類があるのかを解説していきます。

おすすめ防寒対策①こたつ

テラスに電源を供給できる環境なら、テーブルとヒーターが一体となった一般的なこたつを設置してみてはいかがでしょうか。床にホットカーペットを敷き、テーブルにこたつ布団をかけて暖まる方法もあります。

テラスに電源を供給できない場合は、ヒーターの代わりに湯たんぽを活用したこたつがおすすめ。湯たんぽはお湯を入れるタイプだけでなく、充電できる電気式も販売されています。

こたつが暖かくても、地面から冷気が伝わると効果がダウンしてしまうので、床にはアルミシートなどを敷いてしっかり断熱しましょう。こたつ布団カバーは撥水・防汚の加工が施してあるものだと、料理や飲み物をこぼした時も安心です。

おすすめ防寒対策②電気ブランケット

普通のブランケットでも寒さをしのぐことはできますが、テラス席で使うならより温かい電気ブランケットがおすすめです。

電気ブランケットの電源を供給する方法は、主にACアダプタとUSBがあります。ACアダプタはコンセントが近くにないと使用できないものの、スピーディーに温まり高温にも設定可能。USBは温めるパワーが少し弱いものの、ポータブル充電器やPCなどがあれば電源を供給できるため、テラスでも使いやすくなっています。充電式のタイプなら、コードが邪魔になることはありません。

電気ブランケットを選ぶときは、膝と肩のどちらに掛けるタイプか、リモコンで温度を調節できるか、心地良い肌触りか、電磁波カット機能が付いているか、などのチェックもお忘れなく。洗濯機での丸洗いやダニ対策ができる仕様なら、清潔さを保てるのでお客様に安心して使ってもらえます。
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おすすめ防寒対策③石油ストーブ

ファンヒーターやオイルヒーター、ハロゲンヒーターをはじめさまざまな種類があるストーブのうち、テラスでの使用に向いているのは石油ストーブです。石油ストーブには、空気を循環させて暖める対流式と、輻射熱で暖める反射式の2種類があります。

石油ストーブは給油の必要があるものの、コンセントがない場所でも使用可能。素早く暖まるのが特徴です。ストーブに直接触れてしまうと引火ややけどの恐れがあるため、周りを囲うガードを設置したうえで使用しましょう。

おすすめ防寒対策④カイロ

カイロを配るちょっとした心遣いは、お客様に「体だけでなく心まで温まった」と思ってもらえるかもしれません。

もっとも一般的な使い捨てカイロには、高温タイプ・低温タイプ、貼るタイプ・貼らないタイプがあり、それぞれ温度や温かさの持続時間が異なります。パッケージを見て平均温度や最高温度、持続時間を確認し、自店のお客様の過ごし方に合わせて選びましょう。真冬は足先まで冷え切ることも多いので、足用の使い捨てカイロも用意しておくと喜ばれそうです。

他にも、カイロには充電式やオイル式といった繰り返し使えるものもあります。充電式は、高温・中温・低温を調節できたり、モバイルバッテリーやLEDライトの機能が付いていたりする製品もあり、便利に使用できそうです。オイルやベンジンなどを注入して使うオイル式は、使い捨てカイロと比べて非常に温かく、温度が長持ちします。使用数が少ない場合は使い捨てカイロが低コストですが、使う頻度が高い場合は充電式やオイル式のほうがリーズナブルです。

寒さ対策を徹底すれば、冬でも無理なくテラスでの食事を満喫してもらえます。テラスでの防寒対策にお悩みの店舗では、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。