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2019-07-03 10:01:24.0

集客力アップの鍵は「食のインフルエンサー」。SNS時代における飲食店の販促とは

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SNS全盛期のいま、インスタグラムやツイッターなどで飲食店を探す人が増えています。口コミは集客に欠かせませんが、SNS上で影響力のある人(インフルエンサー)がつぶやくと、拡散力が各段にアップします。そんなインフルエンサー、最近では企業のマーケティングにも活用の場を拡げており、「インフルエンサーマーケティング」という言葉も誕生しています。今回は、食に興味のある人たちに影響がある「食のインフルエンサー」、そしてSNS集客の最新事情をご紹介します。

集客力アップの鍵はSNS

ひと昔前まで、飲食店探しには口コミサイトが広く使われていましたが、最近ではSNSが中心。ユーザーが投稿する写真や口コミで、店の雰囲気や料理の見た目がわかりやすいことが理由のひとつ。また「#ハッシュタグ」により、気軽に最新の情報を得られることも人気の理由です。

その代表的となるのは、テキスト・写真・動画を組み合わせ、拡散力が強みの「Twitter」、「インスタ映え」が料理の人気を左右するキーワードとなった写真が中心の「Instagram」、動画で料理を紹介する「YouTube」などなど。最近ではショートムービーを投稿する「TikTok」が10代の若い人たちを中心に流行っています。

これらSNSでの重要なポイントは拡散力。なかでもフォロアーが多い「インフルエンサー」が取り上げることで、瞬く間に情報が「拡散」します。食を中心に紹介するアカウントのインフルエンサーが取り上げた飲食店や料理のジャンルがトレンドとなることもあるのです。

食のインフルエンサーを紹介

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(1)SNS有名人

・りょうくんグルメさん
フォロワー約40万人、ツイッターで活躍しています。「まじでこの世の全ての○○好きに教えてあげたいんだが」のキャッチ―なフレーズから、その時にハマったジャンルのお店と料理を紹介しています。写真がとても美味しそうです。
https://twitter.com/uryo1112

・ツレヅレハナコさん
食と酒と旅を愛する編集者。インスタグラムでは取材先で出会った土地の料理やお店を紹介。フォロアーは約3万5千人。料理はもちろん、旅へのあこがれや、旅先の思い出を共有したい人たちにも人気です。
https://www.instagram.com/turehana1/

・arikoさん
ファッションやフードの特集を手掛ける編集者ライター。インスタグラムでは、「そろそろ食べたい」タイミングで季節に合わせた料理をポスト。自分らしさを大切にするお洒落なライフスタイルがフォロワーの心をぐっとつかみ、フォロワーは12万人を超えています。
https://www.instagram.com/ariko418/

(2)食の著名人

・大崎 裕史さん
自称日本一ラーメンを食べた男。ラーメン店やラーメン関連のイベントをツイッターで紹介しています。スープの色やきらめきが映える写真が、世のラーメン好きを魅了します。ラーメンだけでなく、他ジャンルの料理店を「食べログ」でも紹介。ツイッターは約3万人、食べログでは4万人を超えるフォロワーがいます。
https://twitter.com/oosaki1959

・川井 潤さん
食のレジェンド番組「料理の鉄人」を企画したプランナー。「食べログ」でのフォロワーは約5万5千人。レビューは「食の幸せをおすそ分け」がテーマです。料理だけでなく、店主の人柄も含め丁寧に紹介しています。
https://tabelog.com/rvwr/kawaijun/

・柏原 光太郎さん
日本料理研究会「和の食と心を訪ね歩く会」を主宰する編集者。「メディアにあまり出ない美味しいお店を発掘する」をテーマに、「食べログ」で飲食店を紹介しています。本当に美味しいモノを探している人に人気で、フォロワーは約5万人です。
https://tabelog.com/rvwr/kotarokashiwabara/

(3)グルメ芸能人

・高嶋政宏さん
俳優の高嶋さんは、ロケ先などでふらっと立ち寄って発見したお店を「食べログ」で紹介しています。食べた時の驚きや感動を率直につづり、読者の「行ってみたい」を刺激します。
https://tabelog.com/rvwr/005872066/

・嘉門タツヲさん
シンガーソングライターの嘉門さんは、「日刊ゲンダイ」で訪れた料理店を紹介するエッセイ『愛メシ』を連載。お店の来歴から店主の人柄や料理へのこだわりなどを丁寧に紹介しています。「食べログ」でも記事を読むことができます。
https://tabelog.com/rvwr/kamontatsuo/

・ケンドーコバヤシさん
吉本屈指の美食家、ケンドーコバヤシさん。「ぴあ関西版web」で美味しさと魂を兼ね備えた料理店を紹介する『ケンドーコバヤシのたまらない店』を16年間にわたり連載しています。ここで紹介されたお店が、「#たまらん」のハッシュタグつけられSNS上で話題となることもあります。
http://kansai.pia.co.jp/series/tamaran/

・フォーリンデブはっしーさん
ブログ、インスタグラム、ツイッター、YouTubeと自在にSNSでグルメ情報を発信するグルメタレントのはっしーさん。高級店から格安店まで幅広く食べ歩き、インスタグラムだけでもフォロワー数は18万人を超えています。
https://www.instagram.com/fallindebu/

食のインフルエンサーに取り上げてもらうには 

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食のインフルエンサーと呼ばれる人たちは、実際に自分が足を運んだ料理店や舌で確かめた料理を投稿します。同時に、SNS上でも常に食のアンテナを立て、情報収集をしています。また、食べ歩きなど食について発信するアカウント、いわゆる「食アカ」にも注目しています。

では、飲食店を運営する側は、どのようにしたらインフルエンサーのアンテナにかかりやすくなるのでしょうか。ここからは、飲食店運営者にSNSを使った集客のヒントをご紹介。食のインフルエンサーにお店を知ってもらい、拡散してもらうために何をしておくとよいのでしょうか。

(1)小まめに投稿する

投稿数が少なければ、そもそも人目につきません。「本日のオススメ」や「看板メニュー」などを小まめに投稿します。食材や調理方法の豆知識などもネタになります。宣伝だけでなく、面白い情報や役に立つ情報が多ければ多いほど、他の人にフォローされやすくなります。

(2)人目を引きつける

「おいしそうな写真」は人の目を引き寄せます。写真を撮ることが苦手なら、「上手だな」と思える人の構図や配色などを真似てみましょう。自然光で撮るとより美味しそうに見えます。

(3)ハッシュタグを工夫する

ツイッターやインスタグラムでは「#ハッシュタグ」を付けると、そのキーワードで検索されやすくなります。たとえば、駅名や場所を入れた「#○○グルメ」、ハンバーガー部などジャンルに特化した「#○○部」など。ハッシュタグのキーワードは、話題になっているものや、食を中心に情報を発信しているアカウント「食アカ」で利用されているものを選ぶと、検索・注目してもらいやすくなります。

(4)食アカをフォローする

インフルエンサーを含む「食アカ」を中心にフォローしてみましょう。その際、やみくもに食アカをフォローするのではなく、自店のジャンルやそれに近いジャンルのアカウントをフォローするとよいでしょう。また、料理だけでなく、店内のインテリアや食器など自店のイメージと近い情報を発信しているアカウントをフォローすると、フォローバックされやすくなります。

(5)お客さんを味方につける

実際に来店してくれたお客さんは最大の味方。実際にインスタグラムやツイッターに投稿してくれた方に割引するサービスが増えています。次回来店時に使える割引券を渡すと、次の来店に繋がりさらに有効的でしょう。

いかがでしたか。いまやSNSは飲食店にとって必須で活用すべきプロモーションツールと言えます。インフルエンサーに取り上げられると拡散力は飛躍的に高まります。インフルエンサーの目に止まったり、実際に食べてもらうには、ツールを上手く活用し、多くの人にフォローしてもらうこと。そしてもっとも大切なことは、インフルエンサーが取り上げたくなるような魅力的なお店づくりをすることですね。今後も食のインフルエンサーに目が離せません。

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