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二子玉川の飲食トレンドをひも解く。今後注目すべきは東口エリア?
今年4月の「二子玉川ライズ」全面開業をもって、無事、再開発を完了させた二子玉川。今回の再開発では商業施設やタワーマンション、さらにホテルまでも建設されましたが、街に一番の変化をもたらしたのは巨大なオフィスビルの建設と言えるでしょう。地上30階建てのこのオフィスビルには、楽天の本社が入居することが決定しており、これにより1日1万人のビジネスマンが、二子玉川を行き来すると言われています。
4月24日に行われた「二子玉川ライズ」2期棟の開業記念セレモニーでは、東京急行電鉄の野本弘文社長が次のようなコメントを述べています。
「二子玉川は都内で最も住みたいと言われる住宅街でしたが、これからは“働く街”としても注目を集めていきます」
ファミリーの街からビジネスマンの街へ。二子玉川は、今、大きく変貌を遂げようとしています。西口から東口へ。変化しつつある、二子玉川の飲食トレンド
ところで、二子玉川の飲食店といえば、以前は西口エリアに集中している印象がありました。「玉川高島屋S・C」の裏手にあるエリアには焼き鳥の名店『酉たか』や、通好みのラーメン店『鮎ラーメン』、少し足を伸ばせば熟成寿司が楽しめる『喜邑』、『ミシュランガイド』のビブグルマンにも選出されたとんかつ店『大倉』があります。
このように、二子玉川を代表する店のほとんどは、西口に集中していたと言っても過言ではありません。それが今回の再開発は、東口エリアを主とした開発だったため、飲食店の勢力図も少しずつ変化しているようです。そこで、ここからは東口エリアの注目のお店をいくつかご紹介していきます。
多摩川沿いに位置する『トキオプラージュ・ルナティック』は、良心的な価格でフランス料理が食べられると話題のお店。少々、老朽化が気になるビルを改装する形で営業していますが、テラス席はとても居心地がよく、多摩川を眺めながらのんびりと過ごすことができます。ちなみにこの店の一番の特徴は食券形式を取り入れているところ。フランス料理なのに“食券”。このギャップが好きで訪れるファンも多いのだとか。
続いて、東口エリアの中でも特に注目を集めている新店『ラヴァン・グゥ』。楽天が入居するビルからほど近く、しかもファミリーで賑わう二子玉川公園にも近いという絶好の立地で営業している店舗です。ここで供される料理はフランス・バスク地方の家庭料理。本格的なフレンチの技法を用いながらも、気軽に食べられるお惣菜を豊富に揃えているなど、緩急自在なメニュー構成が人気を呼んでいます。
最後に天然酵母100%のパンが楽しめる『ブレッド&バターファクトリー 二子玉川』をご紹介。この店舗も2014年にオープンした新しいお店で、場所は楽天本社のすぐそば。パンとケーキ、そしてバターの3つを商品の主軸にしており、そのどれもが高クオリティー。二子玉川の新たな名所として話題になっています。特にバターソムリエが厳選して選んだというバターは必食の価値あり。
創造性の高い東口エリアの飲食店は、リサーチにも最適
今回ご紹介した3店舗は、いずれも駅から5分程度歩く距離にあり、飲食店の数もまばらなエリア。しかし今回の再開発、特に楽天本社の移転により、このエリアに人が集まるのは確実。新たな美食エリアとして脚光を浴びるのは間違いないでしょう。
さらに、今回の3店舗もそうですが、創造性の高い飲食店が点在しているのも、このエリアの特徴と言えます。飲食業界に携わる方は、リサーチがてらに足を運んでみてはいかがでしょうか。
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