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たこ焼きはもう古い!? くいだおれの街「大阪」の最新食トレンド&グルメ10選
目次
大阪の食べ物、旨みの秘密とは?
大阪のうどんやおでんは、おつゆが澄んでいて出汁がきいています。大阪の食文化の特徴でまず言えるのが「出汁」の文化であること。江戸時代「天下の台所」と呼ばれた大阪には、全国各地から豊富な食材が集まりました。北海道からやってきた昆布もその中の1つ。大阪の良質な水とあいまって、おいしい出汁が料理の基本となりました。
また、大坂では「粉もん」と呼ばれる「お好み焼き」や「たこ焼き」が名物です。その始まりは戦後にさかのぼります。食糧事情が悪い中、アメリカより大量に小麦粉が供給されたことが「粉もん」の始まり。新しいもの好きで、小麦粉料理に慣れていた大阪の人たちは、工夫を重ねて粉の生地にさまざまな具を入れて焼くことに。これが「お好み焼き」や「たこ焼き」につながったといいます。このようにアレンジが盛んなのも大阪の食の特徴です。
大阪は進化するカレー王国へ
実は大阪が「カレー王国」であることをご存知でしょうか。明治時代、カレーが日本に入って来ると、大阪の人はすぐに飛びついたという話があります。カレー粉やカレールウも「日本で初めて」は実は大阪と言われています(諸説あり)。現在もカレーが進化し続ける大阪で、いま人気のカレー店をご紹介しましょう。
①自由軒(難波)
1910年創業、大阪初の西洋料理店です。ご飯とルウを完全にまぜた上に生卵をのせる「名物カレー」が人気です。実はカレーに生卵を落とすのを発案したのがこの店。ルウには隠し味としてオリジナルの「出汁」が使われています。②インデアンカレー(梅田)
1947年創業。最初は甘さから始まり、食べ進むと辛さが増し「口の中が火事になる!」と評判のカレーです。野菜とフルーツ、スパイスをふんだんに使うことで甘みと辛さのグラデーションが出るそうです。③コロンビア8(北浜)
2008年オープン、大阪でブームとなっているスパイスカレーの先駆け的存在。イチオシはスパイスの香りが楽しめるキーマカリーです。しし唐を片手にかじりながら、カレーを食べるユニークなスタイル。グレープフルーツジュースがついてきます。④セイロンカリー(堺筋本町)
2013年オープン、スリランカからシェフを引き抜き作られた本格的なスリランカカレー。ご飯を中心に数種類のカレーとおかずがきれいに盛り付けられたワンプレートの「アンブラ」が人気です。アレンジを楽しむなら「フレンチおでん」
全国でじわじわと人気が出ている「フレンチおでん」。おでん食材にフレンチ風の濃厚なソースをかけたり、おでん食材をポトフのように煮込んだり…とオリジナリティあふれる「フレンチおでん」をワインや日本酒と共に楽しみます。
⑤紅白(大阪)
「フレンチおでん」の元祖です。三ツ星シェフの手掛ける100種類以上のソースを使ったフレンチおでんをカジュアルに楽しめます。一番人気は「大根ボルチーニ茸ソース」。コンソメでじっくり煮た大根をポルチーニ茸のクリームソースでいただきます。ディープな大阪グルメ「どて焼き」
串ざしにした牛のすじ肉を味噌やみりん、出汁でトロトロに煮込んだものを「どて焼き」といいます。地元の人に愛される大阪発祥のB級グルメです。
⑥てんぐ (新世界)
言わずと知れた串カツとどて煮の人気店。一番人気の「どて煮」は白味噌仕立てで、比較的あっさりしています。このどて煮を食べるために県外から訪れる人もいるほどで、午前中から行列ができるお店です。近頃は外国人観光客の来店が急増中。その知名度は大阪から世界へと広がっています。焼肉の町で生まれた「ちりとり鍋」
焼肉やホルモン焼きで有名な「生野」で生まれた「ちりとり鍋」。ちりとりの形をしたユニークな鉄板で、ホルモンや野菜、肉をタレにつけて焼いていきます。
⑦まつりや(心斎橋)
ルーツは大阪生野「万才橋」でその家族がミナミに出店したのが始まり。タレは少し辛めの秘蔵のレシピ。肉やホルモン、野菜を多めのタレで焼いていきます。肉やホルモンの旨みが出たタレに、ご飯、もしくは、うどんと卵を絡める「シメ」も人気です。大阪のうどんと“かす”が合体「かすうどん」
「油かす(かす)」とは、大阪の河内地方で昔から食されてきた郷土料理で、牛のホルモンをカリカリに揚げたもの。うどんにかすをたっぷりのせ、熱いダシをかけると、つゆに旨みが染み出て、かすが外はカリカリ、中はぷるぷるになります。
⑧加寿屋(KASUYA) (藤井寺)
1995年にオープンした、かすうどん発祥の店。コクのあるスープは秘伝の味で「一度食べたらクセになる!」と評判です。うどんメニューも豊富で、麺は黄そば(細)(太)、黒そば、細うどんにも変更可能。大阪うどんが堪能できるお店です。地元で愛される粉もん「いか焼き」
粉もんといえば「お好み焼き」「たこ焼き」が有名ですが、大阪の人々には「いか焼き」も愛されています。生地にいかを混ぜ込み、素早く両面を焼き上げ、ソースをかけていただきます。
⑨桃谷いかやき屋(桃谷)
大阪名物いか焼き発祥の店。1950年、いか大好きの創業者によって誕生しました。もちもちの手打ち生地にいかを混ぜ、両面を高温でさっと焼き上げることで、いかがぷりっと仕上がります。いか焼き専用のソースをかけていただきます。実は大阪名物!「ふぐ料理」
高級魚として知られるふぐですが、ふぐ刺しは「てっさ」、ふぐ鍋は「てっちり」といって、大阪では古くからなじみの料理です。とらふぐの消費量は、大阪が全国の6割を占めるとか。これは、ふぐが西日本で多く獲れるためだそうです。
⑩あじ平(福島)
リーズナブルな価格でふぐ料理が楽しめる専門店。国産養殖のふぐ、無農薬野菜、天然調味料と素材にこだわっています。薄造りのてっさ(ふぐ刺し)だけでなく、厚切りにした「活ぶつてっさ」も評判です。「天下の台所」「くいだおれの町」の異名をとり、数多くの名店が軒を連ねる大阪。大阪へお越しの際は、お腹を空かせて食べまくってください!
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