飲食店における春の集客術! 女性を呼び込む春メニュー開発・販促3つのポイント
目次
ポイント1:春限定メニューは素材の味をいかす
四季を感じられる限定メニューを考案・提供している飲食店も多いと思いでしょう。なかでも、春は素材本来の味わいをいかすことが大切です。
春に旬を迎える野菜
■野菜春キャベツ/新玉ねぎ/アスパラ/ふきのとう/たけのこ/タラの芽 など
■魚介類
あさり/はまぐり/鯛/タコ/さわら など
■果物
いちご/オレンジ/グレープフルーツ など
春の食材に共通しているのは、素材本来の味わいに特徴があること。この季節限定の春キャベツや新玉ねぎは甘味が強く、冬の間に旨味と栄養を蓄えた山菜はほろ苦さのなかに甘さを感じられます。そのため、薄く味付けした煮物やソテー、サラダ、天ぷらなど、素材本来の味わいを感じられる調理方法を選ぶのが一般的です。
また、春は「ヘルシー」や「健康的」といったイメージが付随するため、女性がターゲットとなりやすくなります。例えば、ボタニカルライフスタイルブランド『BOTANIST』が展開するカフェの春限定メニューのひとつであるサラダセットは、彩り豊かな野菜を花束のようにあしらった見た目も春らしいひと皿。華やかな季節だからこそ、盛り付けに重点を置いた素材選びや味付けを意識するといいでしょう。
ポイント2:イベントごとに打ち出し方を変える
お花見、入学・卒業、歓送迎会などなど、春はさまざまなイベントが目白押しです。 誰かを祝いたい、誰かと楽しみたい、そんなお客様の気持ちに応える形で、それぞれの行事にぴったりの限定メニューを考えましょう。例えば、下記のような料理を提供している飲食店があるので参考にしてみてください。
お花見|KATO'S DINING & BAR
『ホテルニューオオタニ』にある日本料理を提供するレストラン。春限定のメニューとして、「お花見江戸御膳 ~海の幸と春野菜~」を提供しています。旬を迎える魚介や野菜を使った豪華絢爛なセット。メニューの名前に「お花見」を当てて、春らしさを演出しているのもポイントです。また、料理と相性の良いお酒を用意することも忘れずにこだわりましょう。※期間:2018年3月1日(木)~4月19日(木)まで入学祝い|ガルガンチュワ
『帝国ホテル東京』にあるホテルショップでは、春の訪れを感じられるバリエーション豊かなスイーツやお惣菜を提供。2016年にはランドセルを模った可愛らしい限定スイーツが話題になりました。こちらは新しい門出を祝う際に贈りたくなる一品。盛り付け方や調理方法を通して春を表現することで、味わいに加えて見た目でも印象深い体験を提供できます。キーポイントは、春らしさをどのように表現・演出するか。料理や食材に留まらず、お店全体で取り組むことも大切です。
春メニューの見せ方・おすすめトーク
春メニューを作ったら、オーダー数を増やすための方法を考えます。例えばメニューの名前。「春野菜のペペロンチーノ」「春爛漫の炊き込みご飯」など、メニュー名に「春」とつけるだけで、お客様の目にとまりやすくなります。メニュー表の一番目のつくところに春メニューコーナーを作ってアピールするのもいいですね。さらに、サービススタッフのおすすめトークも重要なポイント。春メニューの魅力やおすすめポイントを伝えて、オーダーにつなげましょう。
ポイント3:お店全体で春を演出する
お客様に春のイメージを届けるためには、ひとつの工夫だけでは物足りません。どれだけ料理が春らしくても、提供する先のテーブルクロスに暗いカラーを使っていては、せっかくの華やかさも半減してしまいます。お店全体を通して、春らしさを演出・表現しましょう。
【例】
・入り口やテーブル、トイレの中に春の花を飾る
・鮮やかな緑が映えるように、盛り付ける皿をこだわる
・テーブルクロスに主張しない程度の鮮やかなカラーを使う
・メニュー表やPOPに桜のイラストをあしらうなど、新たに作成する
などなど、手を加えられる箇所は限りがありません。
どれだけ小さいことでも、知らず知らずのうちにお客様の目線の先に入っているもの。それらの積み重ねによって、春らしいイメージが生み出されます。特に女性のお客様の目線に立って、細部に至るまで工夫を凝らすことがポイントです。白色やピンク色など、春は女性が主役となりやすい季節。可愛らしさや華やかさを意識しながら、できる範囲でお店全体を飾ってみてはいかがでしょうか。
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