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2023/11/28

冬が旬の食材が勢ぞろい!冬季限定メニューの例も紹介

本格的に気温が下がり、冬の到来を感じる季節になりました。そろそろ冬季限定メニューを検討している店舗も多いのではないでしょうか。メニュー開発の参考に、冬が旬の食材とメニュー例を紹介します。
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冬に旬を迎える食材にはどんなものがある?

野菜や果物、魚など、冬に旬を迎える食材は豊富です。ここでは、食材のジャンルごとに旬な食材、冬に積極的に食べたい食材をリストアップしていきます。

■寒さで甘みが引き立つ「野菜」

白菜、ほうれん草、春菊、大根、かぶ、レンコン、長ねぎ、ブロッコリーなど

冬に旬を迎える野菜の代表格といえば、白菜。寒冷地での栽培で甘さが引き立つ野菜です。ほうれん草や春菊なども、栽培地が寒くなるほど甘くて柔らかく、香り高くなります。

また大根、かぶ、レンコンなどの根菜類も、人気のある旬食材です。生でも火を通してもおいしく食べられるので、サラダから炒めもの、煮物、揚げ物などさまざまな料理に活用できます。

■国産の柑橘類に特に注目したい「果物」

みかんなどの柑橘類、りんご、柿、レモンなど

日本の冬で定番になっている果物といえば、やはりみかんですよね。その他にも、ゆず、きんかん、いよかんなどの柑橘類が冬に旬を迎えます。デザートだけでなく、料理の香りづけにも取り入れてみましょう。

りんごや柿は、サラダや和え物に取り入れれば食感が楽しいアクセントになりそうです。レモンはレモネードのイメージから「夏の果物」という印象が強いものの、実は冬に旬を迎えます。最近は国産レモンの需要が高まり、広島や愛媛県産のレモンの出荷が増えています。

■冬のご馳走食材が豊富な「魚介類」

ふぐ、あんこう、ブリ、タラ、白子、ヒラメ、ししゃも、にしん、蟹、牡蠣など

高級食材のふぐや蟹、あんこう、牡蠣などは、冬に食べたいご馳走の代表格ではないでしょうか。また、冬に水揚げされるブリは寒ブリと呼ばれ、通常期よりも脂乗りがよく身がしまっていて格別のおいしさです。マダラも冬が旬の魚で、あっさりした身はもちろん、白子もこの時期に楽しみたい旬食材のひとつです。

■体を温めてくれる「肉」

羊肉、牛肉、鶏肉など

肉類には特に旬はありませんが、羊肉や牛肉、鶏肉などはタンパク質が豊富で、体を温めてくれる食材として知られています。冬季はタンパク質豊富な肉を取り入れたメニューを増やしてみてはいかがでしょうか。一方、豚肉や馬肉は体を冷やすとされているので、冬季の提供では鍋ものなど温かい調理法がおすすめです。

冬の旬食材を使った参考メニュー

ここからは、冬季限定のフード・ドリンクメニューの例を紹介します。調理法や食材の組み合わせなどを参考にし、発想のヒントに役立ててみてくださいね。

■宴会コースに鍋料理

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冬といえばやはり鍋料理。卓上で煮込む温かい鍋は、身も心も温めてくれます。今年は少人数の宴会需要も見込めるため、宴会メニューに加えてはいかがでしょうか。

定番のしゃぶしゃぶや寄せ鍋、すき焼きは、旬の食材を取り入れて主役級の一品に仕上げましょう。キムチ鍋や豆乳鍋、火鍋などその他にもさまざまな鍋料理がありますが、近年ではその年の「トレンド鍋」が誕生しています。今年の流行もチェックしておきましょう。

■季節野菜のサラダ

旬の野菜を取り入れたサラダは、季節感を演出しやすい料理のひとつです。生野菜のサラダは寒さから注文が減るので、寒い季節でも食べやすいよう工夫するといいでしょう。

根菜やブロッコリーなどを蒸した温野菜や、春菊やりんごなどを組み合わせたフルーツサラダ、焼いた根菜をトッピングしたホットサラダなど、温かい調理法や冬らしい食材の組み合わせを考えてみてくださいね。

■季節のフルーツを使ったドリンク

旬のレモンを使って冬季限定ドリンクを作るなら、自家製のホットレモネードやホットレモンティーといった温かいドリンクがいいですね。めずらしい柑橘類を使った生絞りサワー、旬の柑橘類やりんごなどをワインに漬け込んだ自家製サングリアなどのアルコールドリンクも、冬季限定メニューらしさが出るのでおすすめです。

季節ごとに変わるおすすめメニューを楽しみにしているというお客様は多いはず。本格化する冬に向けて魅力的な冬季限定メニューを開発したい店舗は、ぜひ参考にしてください。


  • この記事の著者
    松本ゆりか

    松本ゆりか

    ライター

    主に中小企業や飲食店経営、フリーランスの働き方に関する取材・執筆を担当。生家は和食料理店。週1バー店員。立ち飲みが好き。