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2017/4/20

より良い飲食店に転職したい! 調理師の転職活動に役立つ “資格”や“経験”とは?

Photo by iStock.com/kzenon

転職をするために、何か資格を取ったり、経験を積んだりした方が良いのではないか、と考えている調理師の方も多いのではないでしょうか? 調理師の転職に資格や経験は必須ではありませんが、取得しておくと有利に働くことも多いものです。そこで今回は、調理師の転職に役立つ資格や免許、経験、またそれらにどんなメリットがあるのかなどを紹介していきます。現在、転職を考えているという方は、参考にしてください。

資格取得や経験を積むメリットとは?

■客観的にスキルを把握できる
転職をするときに大切なのは、自分のスキルや経験をどれだけ相手に伝えられるのかということです。いくら凄い料理人であっても、その技術や能力が採用側に伝わらなければ意味がありません。資格の取得や経験は、客観的に自分のレベルを判断する一つの指標となってくれます。

■知識の幅が広がる
これは言わずもがなですが、資格取得や経験をした分だけ自分の知識が増えることになります。得られた知識は、メニュー開発や調理などあらゆる場面で役に立ってくるはずです。

■資格取得により手当が付く
店舗によっては、資格取得者に基本給とは別に手当が支給されるというところもあるようです。例えば、本格的なピッツァが人気の『サルヴァトーレクオモ』では、ピッツァの試験に合格すると手当がつくとのこと。少しでも良い職場を探すのであれば、自分が取得している資格が手当てになるのかというのは、チェックしておきたい項目です。

調理師に関わる資格や免許とは?

Photo by iStock.com/KuzminSemen

調理師の転職を有利にしてくれる資格には以下のようなものがあります。

・調理師
国家資格。調理法だけでなく、栄養や衛生など食に関する知識全般が問われる資格なので、「プロの料理人」という証明になります。資格を取得するには、2年以上の調理業務経験が必要です。

・製菓衛生師
国家資格。製菓作りのプロという証明になる資格です。試験では、お菓子やパンの知識のほか、栄養や衛生面についても問われることになります。製菓業界を希望するのなら、取得しておきたい資格の一つと言えるでしょう。

・管理栄養士
国家資格。取得には、栄養関連の専門的な知識が必要です。栄養の知識をもとにしたメニューの考案などスキルアップに繋がります。

・パン製造技能士
国家資格。学科と実技の両面からパン製造における技能を認定します。特級・1級・2級の3つのレベルがありますが、特級と1級の取得には数年間の実務経験が必要です。取得までに時間を有する資格と考えた方がいいでしょう。

・栄養士
栄養士養成施設を卒業した人に与えられる資格のため、必ず指定された栄養士養成施設を卒業する必要があります。似たものとして「管理栄養士」がありますが、こちらは栄養士の上位にあたる資格。栄養士の資格を取得すると、管理栄養士の受験資格が与えられます。

・ふぐ調理師
ふぐを調理するときに必要となる資格です。ふぐは毒があるため、有資格者以外は調理できません。そのため、ふぐを料理することの多い和食業界では、非常に重宝される資格と言えます。

・野菜ソムリエ
民間資格。野菜やフルーツの知識を身に付けているという証明になる資格です。取得には、講座を受講し、試験に合格をする必要があります。

そのほか「ソムリエ」や「唎酒師」などお酒の知識が付く資格を取得するのもおすすめです。直接調理に関わる資格ではありませんが、食に関する知識の幅が広がり、料理に合うお酒を選びやすくなるほか、新たなメニュー開発にも役立ってくれるでしょう。

転職に有利な経験とは?

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転職に有利な経験には、どんなものがあるのでしょうか。

■海外での修行経験
フレンチならばフランス、中華料理ならば中国と、料理にはいわゆる“本場”とされる国や地域があります。もちろん、海外経験がなくとも一流の料理人はたくさんいますが、海外での修行経験があると、その行動力に加えて本場の知識を身に付けているというアピールになり、採用側の評価も上がることでしょう。

■スタッフのマネジメント経験
調理師に求められるのは、料理の腕前だけではありません。料理長候補ともなると、調理だけでなくスタッフを管理する必要性も出てきます。スキルアップを目指すのであれば、マネジメント経験を積んでおいて損はないでしょう。

さて今回は、転職に有利に働く資格や経験、それらのメリットについて紹介しました。資格を取得したり、経験を積んだりしておくことで得られるメリットは計り知れません。しかし、採用に有利になる資格や経験ほど時間を割かなければいけないというのも事実です。少しでもより良い職場への転職をしたいと考えている人は、早いうちから行動を開始し、資格や経験を積んでおくといいでしょう。

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