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2019/8/21

パティシエになるには資格が必要? 「菓子製造技能士」や「製菓衛生師」について解説

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人々を魅了するお菓子を生み出す「パティシエ」。子どもたちの将来の夢としても人気が高い職業ですが、パティシエになるためには何か特別な資格が必要なのでしょうか? パティシエとしてキャリアアップするためには、どんな資格があると有利なのでしょうか? 今回はパティシエの資格について解説します。

パティシエに必要な資格はない、でもあれば有利

「パティシエ」とは、洋菓子店やレストラン、ホテルなどで洋菓子を作る菓子職人のこと。さまざまなジャンルの料理に携わる料理人とは異なり、“洋菓子”に特化しているのが大きな特徴です。

ひとえに洋菓子といっても、ケーキなどの生菓子からクッキーなど焼き菓子まで、その種類はさまざま。そのため、パティシエも就職するお店の業態や規模などにより、担当する工程や扱う商品が大きく異なります。多数のパティシエが在籍するような専門店では、複数人で工程を分担し、一つの商品を作り上げることもあるでしょう。

お菓子のプロフェッショナルであるパティシエ、実は働くために必ず取らなければならない資格はありません。とはいえ、パティシエの仕事に直結する資格はありますし、取得しておけば就職活動やキャリアアップの際に有利に働きます。

資格は、取得する過程でお菓子作りの技術や知識が身に付くのはもちろん、自分がこのレベルの知識や技術を持っているという証明にもなります。一流のパティシエを目指す人や、キャリアアップを目指す人ならば、資格を取っておいて損はないでしょう。

パティシエに有利な資格とは?

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パティシエとして働くのに有利な資格にはどんなものがあるのでしょうか? 今回はとくに、パティシエの業務と関連の深い「菓子製造技能士」と「製菓衛生師」の2つの資格について紹介します。

■菓子製造技能士

「菓子製造技能士」は、洋菓子製造作業と和菓子製造作業の2分野に分かれた国家資格です。ともに1級と2級があり、それぞれに学科試験と実技試験が課されています。

学科試験は、「食品一般」「菓子一般」「関係法規」「安全衛生」「洋菓子製造法または和菓子製造法」の5科目。製造方法から衛生面まで、菓子製造に関する幅広い知識を問われます。実技試験では、2級は「材料の選定」「生地の調整」「成形加工」「熱加工」「仕上げ」が範囲。1級は2級の範囲に加え「製品検査」「デザイン」「積算及び見積もり」などの知識や技術も必要になります。

ちなみに、平成30年度後期・洋菓子製造の1級の実技試験は、2種類のボンボンショコラ(トリュフ、モンブラン)の製造とデコレーションケーキの仕上げをおこなう、製作等作業試験でした。

菓子製造技能士は誰でも受験できるわけではなく、一定の実務経験を積むか、製菓の専門学校を卒業するなどし、受験資格を満たさなければなりません。2級の場合は、2年間の実務経験を積むほかに、厚生労働大臣が指定した専門学校を卒業した場合でも受験資格を満たすことができます。

一方で1級の受験資格を得るためには、基本的に実務経験が必要です。受験資格を満たすには7年の実務経験が必要ですが、2級に合格していれば2年の実務経験で受験資格を得られます。必要な実務経験年数は、学歴などに左右されるので、受験前にチェックしておくとよいでしょう。

■製菓衛生師

菓子製造技能士と同様に、パティシエと関わりの深い国家資格が「製菓衛生師」です。製菓衛生師はパティシエだけでなく、和菓子職人やパン職人を目指す人たちも受験します。

試験は4肢択一方式で、「衛生法規」「公衆衛生学」「栄養学」「食品学」「食品衛生学」「製菓理論」「製菓実技」の7科目からなります。製菓実技は、和菓子・洋菓子・製パンの3分野からの選択制なので、パティシエの方の場合は洋菓子を選択することになるでしょう。

すでに「菓子製造技能士」の1級または2級を取得している場合は、「製菓理論及び実技」の試験科目が免除されます。

なお、製菓衛生師を受験するためには、受験資格を満たす必要があります。菓子製造業で2年以上の実務経験を積むか、受験資格を得られる製菓衛生師養成施設に入学し、知識や技能を身に着けましょう。

資格も大切だが、経験と技術が問われるのがパティシエ

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パティシエ関連の資格は就職や転職などの面で有利に働くことが多く、取得しておいて損はありません。ただ、一人前のパティシエになるために何よりも大切なのが、「経験」や「技術の習得」です。パティシエは、単にお菓子を作るだけでなく、鋭い味覚や研ぎ澄まされたデザイン、デコレーションなど、さまざまな技術やセンスが求められる職業です。

こうした技術を得るためには、実際に飲食店で働き、パティシエとして少しでも多くの経験を積むことが重要です。まずは、パティスリーやカフェなどで働きながら、実践的にセンスや技術を磨いていき、一人前のパティシェを目指してはいかがでしょうか?

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