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将来の夢はカフェ開業! 出店までに身につけておくべきスキルって?
飲食店の出店希望者にとって、根強い人気を誇る業態であるカフェ。当社が運営する「飲食店.COM」のデータによると、出店希望者の中でカフェの開業を希望している人は全体の17.0%。居酒屋・ダイニングバーの27.0%に次いで2位の結果となっています。
一時期のブームは落ち着いたとはいえ、カフェ文化は人々の生活にしっかりと根付き、今では飲食業界に欠かせない業態となりました。それに加え、軽飲食の部類に入るため、比較的簡単な設備で出店ができる利点もあります。こうした背景が、出店希望者からの人気を獲得する理由となっているのでしょう。
では、実際にカフェを開業する場合、出店者にはどのようなスキルが求められるのでしょうか。今回はカフェ開業に必要なスキルについてご紹介していきます。
プレイヤーとしてのスキル、そして経営スキルは必須
まず大切なのが、オーナーとしてどのような立ち位置で店に関わるか。自身が店に立ち、接客や調理を担当するのであれば、それ相応の技術を習得する必要があります。特に調理技術は一長一短では身につきません。厨房に立つつもりなら、他店での修行をしっかりと行うことが重要です。もちろん、調理系の専門学校で技術を学ぶという選択肢もあります。しかし、繁忙時の厨房の回し方、食材の在庫管理といった業務は実務の中でしか経験ができません。不安なく開業するためには、実務経験を積んでおいた方が良いと言えるでしょう。
また、欠かせないのが経営スキルです。売上やコストの管理、スタッフのマネジメント、さらに宣伝活動まで、飲食店のオーナーがやらなくてはならない仕事は山とあります。こうした経営スキルも実務の中で学ぶ方が身につくので、修業時代に経営に関わるポジションを一度は経験しておいた方が良いでしょう。
スキルも大切だけど、コンセプトを練られるだけの知識・経験も必要
ここまではカフェ開業にあたって身につけておくべきスキルを簡単にご紹介しました。特にコスト管理などのお金にまつわる知識は、経営の根幹に関わる部分なのでしっかりと学んでおく必要がありそうです。
さて、カフェの経営は、プレイヤーとしてのスキル、そして経営者としてのスキルももちろん大切ですが、それに加えて店のコンセプトを決定するための知識や経験も必要となります。カフェは競合が多く、またメニューが似ていることも多いため、コンセプトを明確に打ち出して差別化を図っていくことが重要なのです。
たとえば代々木公園にほど近い場所に位置する『フグレン トウキョウ』は、エアロプレスで抽出したコーヒーが人気で、北欧をイメージした内装も相まって、連日コーヒー通で賑わっています。
また代官山の『Chano-ma』は、“子どもにもママにもやさしい店”をコンセプトにした店舗で、おむつ交換台、授乳室、子ども椅子などを揃えることで、子連れのママたちが安心して寛げる場所として人気を博しています。
そして自由が丘の『ヌー カフェ』も、ユニークなコンセプトで人気を獲得しているお店です。カフェでありながら、洋服のお直しも受け付けている店舗なのです。自由が丘というショッピングエリアの中で、いかに話題性を作るか、その方法を心得ているお店と言えるでしょう。
これらの店舗の共通点は、カフェという業態でくくられながらも、しっかりとオリジナリティーを持っているところ。こうしたコンセプト作りは、オーナーの経験や趣味、そして時代を読む力によって左右されていきます。修行時代はプレイヤーとしての腕や経営者としての手腕を身につけると同時に、カフェオーナーとしての感性を学ぶことも必要だと言えそうですね。
今回はカフェ開業にあたって必要なスキルについてご紹介しました。求人@飲食店.COMでは、カフェの求人情報を多数掲載しています。「カフェ・スイーツ」の求人一覧よりご覧ください。