- トップ
- しょくヨミ!!
- 飲食業界のキャリア・働き方
- 面接・転職のコツ
- データから見る飲食店の面接対策。採用担当者と求職者、相手はどう考えている?
2018/2/28
また、求職者の7割がweb情報をチェックするをあげており、3人に1人が実際にお店に食べに行くと回答しています。この結果を志望する雇用形態別に見ると、アルバイト志望者で24.8%、正社員志望者では36.2%となり、事前にお店に食べに行く応募者は、特に正社員志望者に多いこともわかりました。食べに行くと店舗の雰囲気・強みや問題点・スタッフなどについてもわかることがたくさんあるので、積極的に食べに行くといいでしょう。
面接には5分前に行く、万が一面接にいけなくなったら連絡するといった、基本的なマナーに関しても上位に上がっています。面接担当者も面接に相応の準備をしているため、特に万が一面接にいけなくなったら連絡するとともに、他が決まった等の理由で選考を辞退するのか、別日程で再度調整したいのかは明確に伝えましょう。
グラフには記載されていませんが、志望動機を明確にしておく・希望職種を決めておくということも面接においての評価項目になります。接客希望なのか、調理希望なのか、その理由などは自己PRにつながるので、面接で話せるようにまとめておきましょう。
特に電話の場合は、面接担当者以外が電話を受けることも多いでしょう。誰が電話を受けても、その場で面接の日程を決めるのが理想的です。それが難しくても、電話によく出る人には面接担当者に求職者の情報をすぐ連絡するよう教育をしておきましょう。また、メールや電話での言葉遣いを丁寧にするということも上位にあがっています。
アルバイト志望者にとっては、「面接日の調整が柔軟」ということもポイントが高くなるようです。常に面接の日程は複数の日時で確保しておき、求職者とやりとりしながら決められるようにしておきましょう。
面接時に勤務条件を説明するのは当然のことですが、求人広告にすべての条件を記載しておくと面接での説明をスムーズに行うことができます。特に、研修期間の有無、研修時給の有無、交通費の上限などといったお金に関わることはあらかじめ伝えておくことで、後々のトラブルの発生を防ぐことにつながります。
履歴書や職務経歴書を踏まえて話をしてくれることは当たり前のようにも聞こえますが、求職者は書類を用意することにも相応の工数をかけています。この情報を読み取って質問してくれるほうが、自分に興味があると感じられ好感度が高いようです。皆にする質問ばかりとか、求職者に質問せず店舗側のことばかり話すようなことは避けましょう。
ここまでのポイントを見てもわかる通り、応募や面接は面接担当者が求職者を選ぶだけでなく、求職者も会社を審査しているということを忘れずに、採用活動に取組むようにしましょう。
今回は求職者・面接担当者の双方の立場から飲食店採用にどう向き合うかをまとめてみました。相手がどう考えているかを知ることで、こちらの準備をスムーズに進めることができるはずです。ぜひ、今回の記事を参考に面接に取り組んでみてください。
求人@飲食店.COMでは、飲食店の求人情報を多数掲載しています。 飲食店の求人一覧よりご覧ください。
【アンケートデータ】
◆調査期間:2016年7月28日~2016年8月2日
◆調査対象:求人@飲食店.COMを利用しているユーザー
◆有効回答人数:426名(正社員志望者:293名、アルバイト志望者:133名)
データから見る飲食店の面接対策。採用担当者と求職者、相手はどう考えている?
Photo by iStock.com/itakayuki
飲食店の面接において、面接担当者がどこを評価するか、反対に面接担当者は求職者にどう見られているか、互いの考えを知っておくことが成功の鍵となります。今回は求人@飲食店.COMのアンケート結果をもとに、双方の立場や考えを紐解いていきます。ライバルが面接対策でやっていることとは? どんな面接担当者に好感をもつ? そして、求職者が面接で最も聞きたいこととは?
求職者が気をつけておくべきポイント
まず、求職者が気を付けておくべきポイントは何でしょうか? ここでは求職者、つまり皆さんのライバルとなる人達がどの点に気を付けているかのアンケート結果を紹介します。こちらも面接前と面接時に分けて見てみましょう。
①応募~面接まで
ここでは、メールや電話での言葉遣いを丁寧にする、1~2日以内に返信する、面接候補日を複数伝える、といった基本的なやり取りのマナーに関しての項目があげられています。当たり前のように思うことばかりですが、ライバルの多くが意識していることなので、自分ができているか再度確認しておきましょう。また、求職者の7割がweb情報をチェックするをあげており、3人に1人が実際にお店に食べに行くと回答しています。この結果を志望する雇用形態別に見ると、アルバイト志望者で24.8%、正社員志望者では36.2%となり、事前にお店に食べに行く応募者は、特に正社員志望者に多いこともわかりました。食べに行くと店舗の雰囲気・強みや問題点・スタッフなどについてもわかることがたくさんあるので、積極的に食べに行くといいでしょう。
②面接時
面接の時は清潔感のある身だしなみをするという回答が最も多くなっています。飲食店はスーツを常に着る仕事ではないため、他の業種と違い必ずしもスーツ着用とは限りませんが、どのような服装だとしても清潔感というのは大きなポイントとなります。面接には5分前に行く、万が一面接にいけなくなったら連絡するといった、基本的なマナーに関しても上位に上がっています。面接担当者も面接に相応の準備をしているため、特に万が一面接にいけなくなったら連絡するとともに、他が決まった等の理由で選考を辞退するのか、別日程で再度調整したいのかは明確に伝えましょう。
グラフには記載されていませんが、志望動機を明確にしておく・希望職種を決めておくということも面接においての評価項目になります。接客希望なのか、調理希望なのか、その理由などは自己PRにつながるので、面接で話せるようにまとめておきましょう。
面接担当者が気をつけておくべきポイント
一方、求職者はどんな採用担当者に好感をもつのでしょうか。正社員志望かアルバイト志望かで好感を持つポイントは若干変わってきますが、面接担当者がどこに気を付ければいいかが見えてきます。面接前と面接時に分けて見てみましょう。
①募集~面接まで
正社員志望とアルバイト志望の両方で一番になったのは、返信や連絡が早いということです。電話にしてもメールにしても、応募があった場合は連絡をすぐ行いなるべく早く面接の日程を決めてしまうことが必要です。求職者は1つの店舗だけではなく、いくつかの店舗から選んでいるため、連絡が遅い場合は後回しになってしまうことを意識しておく必要があります。特に電話の場合は、面接担当者以外が電話を受けることも多いでしょう。誰が電話を受けても、その場で面接の日程を決めるのが理想的です。それが難しくても、電話によく出る人には面接担当者に求職者の情報をすぐ連絡するよう教育をしておきましょう。また、メールや電話での言葉遣いを丁寧にするということも上位にあがっています。
アルバイト志望者にとっては、「面接日の調整が柔軟」ということもポイントが高くなるようです。常に面接の日程は複数の日時で確保しておき、求職者とやりとりしながら決められるようにしておきましょう。
面接時に勤務条件を説明するのは当然のことですが、求人広告にすべての条件を記載しておくと面接での説明をスムーズに行うことができます。特に、研修期間の有無、研修時給の有無、交通費の上限などといったお金に関わることはあらかじめ伝えておくことで、後々のトラブルの発生を防ぐことにつながります。
②面接時
お店の良い点だけでなく、課題・問題も話すことが大切です。特に正社員志望者の半数がこの項目を重視しています。どのような課題・問題があり、それに対して自分がどう貢献できるか、ネガティブ情報を隠さずに真実を話してくれる人かということを見ているようです。履歴書や職務経歴書を踏まえて話をしてくれることは当たり前のようにも聞こえますが、求職者は書類を用意することにも相応の工数をかけています。この情報を読み取って質問してくれるほうが、自分に興味があると感じられ好感度が高いようです。皆にする質問ばかりとか、求職者に質問せず店舗側のことばかり話すようなことは避けましょう。
ここまでのポイントを見てもわかる通り、応募や面接は面接担当者が求職者を選ぶだけでなく、求職者も会社を審査しているということを忘れずに、採用活動に取組むようにしましょう。
今回は求職者・面接担当者の双方の立場から飲食店採用にどう向き合うかをまとめてみました。相手がどう考えているかを知ることで、こちらの準備をスムーズに進めることができるはずです。ぜひ、今回の記事を参考に面接に取り組んでみてください。
求人@飲食店.COMでは、飲食店の求人情報を多数掲載しています。 飲食店の求人一覧よりご覧ください。
【アンケートデータ】
◆調査期間:2016年7月28日~2016年8月2日
◆調査対象:求人@飲食店.COMを利用しているユーザー
◆有効回答人数:426名(正社員志望者:293名、アルバイト志望者:133名)