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- 20代女性パティシエにインタビュー。山口さんが語る“食べてくれた人を笑顔にする仕事”の喜び
2019/6/11
『UN GRAIN』は2015年にオープンしたパティスリー。店内には、フランス語で「上品さ、可憐さ」という意味もある「ミニャルディーズ」というひとつまみサイズのお菓子が、常時40種類ほど美しく陳列されています。
また、店内にはイートインカウンター席も設けられていて、旬のフルーツや限定素材を使った「ワンプレート デセール」が味わえることも人気の理由。こちらも味はもちろん、思わずため息が出るような美しいビジュアルのスイーツです。山口さんは現在こちらのお店で、「ミニャルディーズ」と「ワンプレート デセール」両方の製作に携わっているそうです。
数あるパティスリーの中でも『UN GRAIN』で働くことを決めたひとつのきっかけは、「シェフパティシエの人柄に惹かれたというのが理由」と山口さんは語ります。
この春からは後輩が入社してきて指導を任されるようになり、山口さんはいまや厨房の要として頼りにされる存在です。
仕事をするうえでこだわっていることは、「このお店(『UN GRAIN』)に合ったものを作ること」。店舗で販売されているミニャルディーズは、どれも小さくて宝石みたいな可愛らしい見た目です。小さな可愛らしさだけではなく、美味しさも併せ持ってなければいけません。「小さくて、なおかつ美味しい」そういった商品づくりへのこだわりも、仕事のやりがいに繋がっているようです。
年齢も24歳とまだまだ若く、将来への夢が多方面に広がる山口さん。今まさにパティシエを目指して勉強中の方、製菓学校に通っている方には、自分と身近に感じられることも多いのではないでしょうか。子どもの頃の思いを形にし、パティシエになる夢を叶えた山口さん。今後どのような活躍をみせてくれるのかとても楽しみです。
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住所/東京都港区南青山6-8-17 プルミエビル1F
電話番号/03-5778-6161
営業時間/11:00~19:00
定休日/水曜
HP/ https://www.ungrain.tokyo/
■ バリスタ芹沢さんにインタビュー! 大切な仕事は“その日のエスプレッソの味を決める”こと
■ やりがいは「初めて来たお客さんの好きなワインを当てること」。ソムリエ大小原さんにインタビュー
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20代女性パティシエにインタビュー。山口さんが語る“食べてくれた人を笑顔にする仕事”の喜び
目次
「UN GRAIN」パティシエの山口由貴さん
2019年4月に日本FP教会が発表した『
小学生の将来なりたい職業ランキング(2018年版)』で女子の堂々の1位となった「パティシエ(パティシエール)」。2016年の3位、2017年の2位からひとつずつ順位を上げ、ついに1位になりました。そんな人気の職業「パティシエ」ですが、具体的な仕事内容については知らない人も多いのではないでしょうか。今回は、パティシエの一日の仕事の流れや仕事の魅力について、24歳の若き女性パティシエにインタビュー。パティシエを目指したきっかけ、パティシエの仕事のやりがいとは?
宝石のように美しいミニャルディーズが人気の『UN GRAIN』
毎日生菓子、焼菓子ともに、それぞれ約20種類がケースの中に並ぶ
今回お話を伺ったのは、南青山にあるパティスリー『UN GRAIN(アン グラン)』でパティシエになって5年目という、山口由貴さん。
『UN GRAIN』は2015年にオープンしたパティスリー。店内には、フランス語で「上品さ、可憐さ」という意味もある「ミニャルディーズ」というひとつまみサイズのお菓子が、常時40種類ほど美しく陳列されています。
また、店内にはイートインカウンター席も設けられていて、旬のフルーツや限定素材を使った「ワンプレート デセール」が味わえることも人気の理由。こちらも味はもちろん、思わずため息が出るような美しいビジュアルのスイーツです。山口さんは現在こちらのお店で、「ミニャルディーズ」と「ワンプレート デセール」両方の製作に携わっているそうです。
パティシエという仕事を選んだきっかけ
「ワンプレートデセール」(ドリンク付き)2,000円
もともとお菓子作りが好きだったという山口さん。幼い頃の思い出が、パティシエを目指すきっかけだったそうです。
「私が通っていた保育園の近くにパティスリーがあって、帰りに寄ってお菓子を買ってもらうのがとても好きでした。ショーケースの中のスイーツや厨房の中で働いている人たちがとてもキラキラ輝いて見えて、自分もこんな風に仕事をしたいなと思ったんです」。
数あるパティスリーの中でも『UN GRAIN』で働くことを決めたひとつのきっかけは、「シェフパティシエの人柄に惹かれたというのが理由」と山口さんは語ります。
「入社前シェフパティシエに会って話を聞いてみて、とても良い人だなと感じました。あと、お店がオープンする前だったので、オープニングスタッフも経験しておきたいと思っていたのもあります」。
パティシエになるまでの道のり
一口サイズのミニャルディーズは、宝石のような美しさ
山口さんは東京製菓学校を卒業した後、『UN GRAIN』を運営している株式会社ヨックモックに入社します。店舗のオープンまで半年間あったため、本社の商品開発部で商品開発について学びました。その後店舗のオープンとともに、『UN GRAIN』へ配属されます。
「店舗がオープンしたての時、厨房内は5人のスタッフで業務にあたっていたのですが、みんな手探りでバタバタしていました。みんなで仕込みながら、手が空いている人がどんどん次の作業をしていくという感じで、スタッフ一丸となって作っていました。とても大変でしたが、そのおかげで一般的なパティスリーなら一年目では経験できないようなことまでさせてもらえたと思います」。
この春からは後輩が入社してきて指導を任されるようになり、山口さんはいまや厨房の要として頼りにされる存在です。
パティシエの一日の業務の流れ
続いて、山口さんにパティシエの仕事の一日の流れをお聞きしました。
9:00 出社。お菓子の仕上げをしたり、手の空いている人からショーケースに商品を並べたりする。
11:00 店舗オープン。厨房で焼菓子の焼成や商品の仕込みを行う。
12:00 お昼休憩。
15:00 焼菓子をパッケージに詰める。
16:00 厨房内を掃除する。
17:30 退社。残業して新商品の試作などを行う場合も。
※おおよその一日の業務の流れですが、繁忙期は退社時間も変動する場合があるようです。
9:00 出社。お菓子の仕上げをしたり、手の空いている人からショーケースに商品を並べたりする。
11:00 店舗オープン。厨房で焼菓子の焼成や商品の仕込みを行う。
12:00 お昼休憩。
15:00 焼菓子をパッケージに詰める。
16:00 厨房内を掃除する。
17:30 退社。残業して新商品の試作などを行う場合も。
※おおよその一日の業務の流れですが、繁忙期は退社時間も変動する場合があるようです。
パティシエという仕事のやりがい、楽しさ
仕上げをする山口さん。こちらのデセールは季節によってメニューが変わり、今回はピスタチオのアイスにエルダーフラワーのジュレ、ハーブや柑橘を添えた夏らしい爽やかな味わいの一皿
もともとお菓子作りが好きでこの世界に入ったので、毎日お菓子を作れるだけで幸せだと山口さんは言います。
「お菓子を食べたらみんな笑顔になりますし、誰かを笑顔にできる仕事っていいなって思います」。
仕事をするうえでこだわっていることは、「このお店(『UN GRAIN』)に合ったものを作ること」。店舗で販売されているミニャルディーズは、どれも小さくて宝石みたいな可愛らしい見た目です。小さな可愛らしさだけではなく、美味しさも併せ持ってなければいけません。「小さくて、なおかつ美味しい」そういった商品づくりへのこだわりも、仕事のやりがいに繋がっているようです。
今後の目標や夢
「仕事が楽しいので、今は毎日目の前のことに取り組み、経験を積み上げていきたいです。いつかは自分のお店が出せたらいいな、と何となく考えていますが、まだパティシエを一生続けていくと決めているわけではありません。でも、お菓子作りは大好きなので、どんな形であれずっと関わっていきたいと思っています」。
年齢も24歳とまだまだ若く、将来への夢が多方面に広がる山口さん。今まさにパティシエを目指して勉強中の方、製菓学校に通っている方には、自分と身近に感じられることも多いのではないでしょうか。子どもの頃の思いを形にし、パティシエになる夢を叶えた山口さん。今後どのような活躍をみせてくれるのかとても楽しみです。
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表参道駅前の交差点から、徒歩15分ほどの住宅街の中に佇む
『UN GRAIN』
住所/東京都港区南青山6-8-17 プルミエビル1F
電話番号/03-5778-6161
営業時間/11:00~19:00
定休日/水曜
HP/ https://www.ungrain.tokyo/
【インタビュー記事】
■ バリスタ芹沢さんにインタビュー! 大切な仕事は“その日のエスプレッソの味を決める”こと
■ やりがいは「初めて来たお客さんの好きなワインを当てること」。ソムリエ大小原さんにインタビュー
■ ピッツァイオーロ『L’ARTE』井上さんにインタビュー。「二度と同じには焼けない、ピッツァは一期一会」
■ ラム酒専門バー『BAR Blue Cane』の大橋さんが語る「バーテンダーという職業」