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2019/5/28

飲食業界の給料は上昇傾向! 他業種との年収比較、業態ごとの傾向は?

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就職や転職において「給料」を重視する人は多いでしょう。飲食業界は他業界に比べて「年収が低い」と耳にすることがありますが、実際のところどうなのでしょうか? 今回は、昨今の飲食業界の給料事情についてさまざまなデータをもとにご紹介。飲食店の業態や職種ごとの傾向、他業界との年収比較で飲食業界の給料事情に迫ります。

2018年の飲食業界の給料事情は?

まずは、求人@飲食店.COMに掲載された求人情報をもとに算出した、2018年の平均給料を見ていきましょう。社員の平均月給データを見てみると、東京都は258,386円、大阪府は249,051円と、およそ25万円前後。一方、アルバイトの平均時給は、東京都が1,094円、大阪府が1,001円と、どちらのエリアも時給1,000円の大台を超える結果となりました。

また、平均月給・平均時給ともに、いずれのエリアでも前年度より上昇しています。2017年の調査データ2016年の調査データにおいても給料が前年度より上昇しており、3年連続で前年を上回っていることがわかります。このように近年の飲食業界の給料は上昇傾向にありますが、その背景には毎年10月に行われている最低賃金の改定や、売り手市場による影響があるものと考えられます。

飲食店の年収と他業種の年収を比較

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飲食業界の平均給料が把握できたところで、他業種との比較をみていきましょう。厚生労働省が発表した「平成30年賃金構造基本統計調査」によると、飲食業界が該当する「宿泊業、飲食サービス業」の賃金は、全12業種の中で男性が11位、女性が12位と男女ともに低い水準にあります。他業種との年収比較という点では、残念ながら飲食業界の平均年収は低い結果になってしまうようです。

しかし、独立し、飲食店経営者という立場になれば、年収600万円や1,000万円を目指すことも夢ではありません。実際、飲食店経営者の平均年収は、600万円を超えるというデータもあります。飲食業界で働く人の中には、将来独立を希望している人も少なくありませんが、個人経営のお店が多い飲食業界は、実力次第で高い年収を狙える業界であると言えそうです。

飲食業界は業態や職種によって給料に差がある

ひとえに飲食業界といっても、イタリアンや和食、居酒屋などその業態はさまざま。また、ホールや調理担当など、職種にも違いがあります。そのため、同じ飲食業界でも業態や職種によって給料に差が生まれることもあります。では、どんな業態や職種が、給料が高い傾向にあるのでしょうか。 求人@飲食店.COMの調査結果からみていきましょう。

■飲食業界の業態別平均給料

2018年飲食業界の業態別給料データ
飲食店の給料を業態別に調査したところ、最も平均月給が高かったのは、東京都・大阪府ともに「居酒屋・ダイニングバー」。次いで、「和食」「洋食・西洋料理」が続きます。一方、最も平均月給が低かったのは、東京都・大阪府どちらのエリアも「カフェ・ベーカリー・スイーツ」で、最も月給が高かった「居酒屋・ダイニングバー」と比較すると、3万円近くの差がありました。

なお、いずれの業態も昨年度より給料が上昇しています。昨年からの給料の上昇率を見てみると、東京都・大阪府どちらの地域でも「居酒屋・ダイニングバー」が高く、大阪府では月給が1万円以上も上昇しています。とくに業態に対してこだわりがなく、少しでも高い給料を得ながら飲食店で働きたいという人であれば、「居酒屋・ダイニングバー」の求人を中心にチェックするのがおすすめと言えるでしょう。

■飲食業界の職種別平均給料

2018年飲食業界の職種別給料データ
職種ごとにも給料の違いは生じるのでしょうか。2018年の調査結果では、東京都・大阪府ともに「調理スタッフ」が「サービス・ホール」より月給が高いという結果になりました。東京都では調理スタッフの月給がサービススタッフより5,544円高く、大阪府では調理スタッフの月給がサービススタッフより8,094円高いという結果となっています。

なお、昨年度からの給料の上昇率においては「サービス・ホール」が「調理スタッフ」よりも高くなっています。一般的に人手不足の業界・職種は給与が高騰していく傾向にあり、2019年3月に発表された 東京都の有効求人倍率では、飲食店ホールスタッフ8.77、飲食店調理スタッフが5.91と、ホールスタッフが調理スタッフよりも人手不足であることがわかります。ホールスタッフはこのまま人手不足が続くと、給料が更に高騰していくことになるでしょう。

経験年数、年齢で給料に違いは生まれる?

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一般的には、年齢に比例して給料や年収も高くなる傾向にありますが、飲食業界ではどうなのでしょうか。求人@飲食店.COMが過去におこなった 調査アンケートによれば、給料と飲食業界の経験年数、年齢の間には相関関係があることがわかっています。

月給について見ると、「月給35万円以上」と答えた人の約8割が40代以上、また約9割が11年以上の飲食業界経験を積んでいるという結果が得られました。もちろん、なかには40代以下の人や、飲食業界の経験が浅い中で35万円以上の月給を稼いでいる人もいます。必ずしも年齢や経験の長さが月給に関係しているわけではありませんが、飲食業界は長く経験を積むほど、給料に反映されやすい傾向にあると言えるでしょう。

いかがでしたか。飲食業界の給料は他業種と比較すると低い水準にありますが、年々上昇傾向が見られていることは注目すべきところです。また、今回ご紹介した内容からもわかる通り、同じ飲食業界の中でも得られる年収や月給は、業態や年齢、職種など人によって異なります。独立して飲食店経営者になった暁には、年収が600万円、さらには1000万円を超すケースもあります。飲食業界で高年収を目指してみるのはいかがでしょうか。

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