- トップ
- しょくヨミ!!
- 飲食業界のキャリア・働き方
- 働き方
- 飲食店の外国人雇用が増加中! 外国人スタッフとの上手な付き合い方とは?
2018/5/29
飲食業界では人手不足解決策のひとつとして注目されていますが、文化や言語、コミュニケーションの取り方の違いに不安を感じるという声もあるようです。そこで今回は、増えつつある外国人スタッフとの付き合い方について解説します。
外国人スタッフの採用は、雇用上のルールの違いをはじめ、日本人と全く同じ条件というわけにはません。しかし、何よりも大切なのは外国人だからといって変に意識するのではなく、同じ仲間として接することです。
今後、飲食業界では外国人スタッフの雇用が増加すると考えられています。外国人スタッフと働く際には、今回ご紹介した付き合い方を参考にしながら積極的にコミュニケーションをとってみてください。
日本在住の外国人の方向け求人サイトは Food Job Japanをご覧ください。
外国人スタッフの採用をお考えの方は Food Job Japan(採用担当者の方)をご覧ください。
飲食店の外国人雇用が増加中! 外国人スタッフとの上手な付き合い方とは?
目次
Photo by iStock.com/andresr
さまざまな業界で進む外国人スタッフの採用。飲食店リサーチが過去におこなったアンケートによると、約5割の飲食店が外国人スタッフの採用経験があると回答しており、飲食業界でも外国人スタッフの採用は定着化しつつあります。
飲食業界では人手不足解決策のひとつとして注目されていますが、文化や言語、コミュニケーションの取り方の違いに不安を感じるという声もあるようです。そこで今回は、増えつつある外国人スタッフとの付き合い方について解説します。
外国人スタッフ採用の心構えとは?
文化や価値観の違いに配慮する
国が違えば、文化や価値観も違います。休暇の取り方一つでも国によって大きな違いがあるため、相手の行動にわからないことがあれば、むやみに否定するのではなく本人に直接聞くようにしましょう。とはいえ、国や宗教の違いを否定するような発言はたとえ冗談でもNG。思わぬトラブルに発展してしまうこともあります。また、外国人スタッフのなかには、宗教に属している人も多いです。文化的側面だけでなく、宗教上の習慣にも配慮しましょう。国や宗教で人柄を決めつけない
日本人が世界から「礼儀正しい」「本音と建て前がある」と見られているように、国によってステレオタイプとされる人柄がありますが、それは必ずしも外国人スタッフ個人のパーソナリティに繋がるわけではありません。思い込みや先入観はコミュニケーションをとるうえで邪魔になったり、トラブルになってしまうこともあります。相手の人柄を見ていくようにしましょう。受け入れ体制を整えておく
飲食店側の受け入れ態勢が整っているかどうかで、外国人スタッフの活躍度合も変わってきます。一日でも早くお店に馴染んでもらえるよう、早い段階でサポート体制を整えましょう。とくに日本語を流暢に話せない人を雇用する場合は、翻訳アプリや辞書を用意しておくとコミュニケーションをとる上で役立ちます。外国人に仕事を教えるポイントとは?
Photo by iStock.com/filadendron
言いたいことはその都度はっきり伝える
日本人同士であれば、相手に空気をよんでもらうのは普通ですが、外国人スタッフにそれを求めるのはNG。言いたいことがあれば、その都度はっきりと言葉にして伝えましょう。また、日本で常識とされることが海外では一般的でない場合もあります。日本の文化をイチから教えてくつもりで接するのもポイントです。わかりやすい言葉を選択する
日本語の理解度にもよりますが、何か説明をするときはできるだけわかりやすい言葉を選択しましょう。筆談の場合は、漢字ではなくひらがなやカタカナでの会話を心掛けます。ただし、中国人の場合、漢字が有効なケースもあるので、相手の様子をみつつベストな方法を取りましょう。積極的にコミュニケーションをとる
言葉が通じないからといってコミュニケーションをとらずにいると、お互いのことを理解することができません。飲食店の運営には、スタッフ同士のチームワークが欠かせません。身振りや手振りなども用いつつ、積極的にコミュニケーションをとり、信頼関係を築いていきましょう。外国人スタッフを雇用するメリットとは?
Photo by iStock.com/Wavebreakmedia
日本人を雇用するときに比べて注意すべきことが多いことは確かですが、外国人スタッフを採用することで得られるメリットも大きいということを忘れてはなりません。既存スタッフにとってどんなメリットがあるのか見ていきましょう。
異文化交流ができる
島国である日本に住んでいると、他国の文化と交流する機会は少ないものです。しかし、外国人スタッフを雇用することで、気軽に異文化交流が図れます。 お店に新しい文化を取り入れることは、日本人スタッフの良い刺激にもなりますよ。語学力が向上する
外国人スタッフの母国語を教えてもらえる機会もあるでしょうから、積極的にコミュニケーションを図っていきましょう。例えば、英語圏の外国人スタッフがいる場合、「英語で会話ができるようになる」という目標をもってコミュニケーションをとると、より多くのことを吸収できます。飲食店で勤務しながら、外国語学校に行かなくても英語を話せるようになるのは魅力的です。視野が広がる
違う文化で育ってきた外国人スタッフのなかには、斬新な発想を持っている人もいます。日本人同士の話し合いでは出なかった意見が飛び出すこともあり、視野が大きく広がります。新メニューの開発や店舗運営に役立つこともあるでしょう。時には人生における新たな価値観の発見につながることもあるかもしれません。外国人スタッフの採用は、雇用上のルールの違いをはじめ、日本人と全く同じ条件というわけにはません。しかし、何よりも大切なのは外国人だからといって変に意識するのではなく、同じ仲間として接することです。
今後、飲食業界では外国人スタッフの雇用が増加すると考えられています。外国人スタッフと働く際には、今回ご紹介した付き合い方を参考にしながら積極的にコミュニケーションをとってみてください。
日本在住の外国人の方向け求人サイトは Food Job Japanをご覧ください。
外国人スタッフの採用をお考えの方は Food Job Japan(採用担当者の方)をご覧ください。