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2021-02-05 19:12:37.0

飲食業界の転職活動、自己PRのポイントは? 上手な書き方・伝え方を知ろう

新型コロナウイルスが猛威をふるい、時短営業や休業を余儀なくされている飲食店が急増しています。厳しい状況が続いた結果、転職を考えている方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、飲食業界で転職活動をするうえで欠かせない「自己PR」の上手な伝え方を紹介します。
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飲食店スタッフとしてアピールできるスキルは?

まずは、自分の長所や強みを書き出してみましょう。飲食店の仕事に活かせる内容に的を絞ると、魅力が伝わりやすくなります。例えば、以下のようなPRポイントが考えられるでしょう。

■簡潔にわかりやすく物事を伝えられる

飲食店では、お客様とのコミュニケーションだけでなく、スタッフ同士の連携も重要です。特に、忙しい時間帯はゆっくり話せる時間がないため、用件をわかりやすく手短に伝えるスキルが重宝されます。

■臨機応変な対応力がある

「お客様から理不尽なクレームを受けた」「誤ってお客様の洋服に料理をこぼしてしまった」など、時にはトラブルに対応することもあるでしょう。予期せぬアクシデントを上手に切り抜ける能力は、不特定多数のお客様と接する飲食店業務では大いに役立ちます。

■マルチタスクをこなせる

料理を運んでいる途中でお客様から呼ばれたり、テーブルの片づけをしている途中でレジ対応をしたりと、飲食店では複数の作業が重なる場面が多々あります。常に頭の中で瞬時に優先順位をつけて、一つ一つの作業を着実にこなす必要があるため、マルチタスクで物事を進められる人物は、大きな戦力となるでしょう。

■細やかな気配りができる

「水のおかわりが必要か尋ねる」「食べ終わった食器を下げる」など、飲食店ではお客様のニーズを察知して自発的におもてなしをするスキルも大切に。

■リーダーシップがある

店長やアルバイトリーダーなどスタッフをまとめる業務を任されていた場合は、リーダーシップがあることをアピールするのもおすすめ。スタッフの教育係を担っていた、店長の不在時に責任者代理として店舗を統率したといった経験も、リーダーシップをアピールできるいいエピソードといえます。

■資格や免許を持っている

レストランサービス技能士やソムリエ、菓子製造技能士など飲食店の業務に役立つ資格や免許は、十分なPRに。調理師免許や管理栄養士の資格を応募の必須条件として掲げている店舗もあるため、持っている資格はしっかり伝えましょう。

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自己PRをより上手く伝えるコツ

自分のアピールポイントがわかったら、次は書き方や伝え方を考えてみましょう。淡々と長所を述べるのではなく、以下のコツを押さえつつ伝えるのがおすすめです。

■エントリーシートや履歴書は端的にわかりやすく

自己PRの適切な文字数は、エントリーシートで200~300文字、履歴書で300~400文字とされています。できる限り、提出する書類に合わせた文字数に仕上げましょう。また、スペースが限られていることもあり、アピールポイントが多いと印象に残りにくい可能性も。1つだけを選んで書くことをおすすめします。

■転職志望先に合わせたアピールを心がけよう

転職したい店舗をしっかりリサーチし、店舗の特徴に合わせたPR文となるよう努めましょう。また、採用担当者に興味を持ってもらうため、「なぜ飲食業界を選んだのか」「この店を志望する理由は何か」を明確にしておくことも大切です。

■経験や具体例を取り入れよう

自分の強みが役立った具体的なエピソードがあれば、織り交ぜて紹介しましょう。特に即戦力を求める飲食店では、飲食店でのリアルな勤務経験を盛り込むと良いアピールになります。さらに、自分の経験が転職先にどんなメリットをもたらすか説明できると、訴求効果がより高まるはず。

■入社後の目標・達成したいことを考えておこう

どの業務でどのように活躍したいか、どの役職を目指しているかを考えておくのも良いでしょう。「前職ではリーダーシップ能力が高く評価されていたため、将来的には本部に入りエリアマネージャーとして複数の店舗を統括したい」など、自分の強みと関連付けてPRすると効果的です。

自己PRは履歴書に書くだけでなく、面接で質問されることもよくあります。じっくり考える時間のある書類への記載とは違い、面接ではすぐに答えなければなりません。話す時にも、採用者にわかりやすい言葉で端的に説明できるよう、自己PRの内容を頭の中でしっかりと整理しておきましょう。