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2017-01-11 13:31:13.0

「こんなはずじゃなかった」を防ぐために。飲食店の求職者なら知っておきたい求人用語集

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「求人情報では見かけるけど、正確な意味はよくわからない」。そんな用語はありませんか? 正しい意味を理解していないと、働き始めてから困ってしまう事態になりかねません。そこで、今回は求職者なら押さえておきたい、基本的な求人用語を解説します。

必ず押さえておきたい「給与関連」の用語

  
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【1】「基本給」「固定給」「日給月給制」とは?

基本給は、ベースになるお給料のこと。通勤手当や、住宅手当などは含まれません。残業手当や賞与の計算の基礎となります。

固定給は、毎月必ず支給される決まった額の報酬のこと。「基本給」と「毎月固定の手当(住宅手当や家族手当など)」が含まれます。各種手当が入った報酬額を提示しているために、「働き始めたら、意外と基本給が安かった」というケースもあります。額面だけで比較するのではなく、各種手当の情報にも注目しましょう。

残業手当やインセンティブボーナスなど、月によって変動する報酬は、基本的に固定給には含まれません。ですが、「固定給(残業代含む)」や「固定残業代○万円含む」と書いてある場合は、残業代も込みの報酬額となります。

「日給月給制」は、基本的に月単位で給与額が決まっているものの、欠勤等があった場合はその分の給与が差し引かれる制度です。

【2】「インセンティブボーナス」「大入り手当」とは?

「インセンティブボーナス」は、働く人のやる気をアップさせるための刺激策の一つです。会社が決めた売上目標を達成したり、優れた成果を出したりすることで、個人に与えられます。「大入り手当」は、一定の売り上げや客数を超えた場合に出す、臨時のプチボーナスです。その日に手渡しされることもあれば、給料と一緒に振り込まれることもあります。どちらも支給される基準は会社ごとに異なります。

【3】決算賞与とは?

決算賞与とは、春夏のボーナス時ではなく、決算時期に支給される賞与です。毎年必ず支給されるものではなく、大幅な利益が出た場合、支給される特別ボーナスです。従業員のモチベーションアップにつながるだけでなく、会社にとっても節税のメリットが見込めます。

似ているようでも「じつは違う」用語

【1】混同されやすい、「完全週休2日制」と「週休2日制」

「完全週休2日制」は、毎週必ず週2日の休みがあること。「週休2日制」は、「月に1回以上」週休2日があることを示します。当然休みが1日だけという週もあります。ここは誤解しないように注意したいところです。また、必ずしも週末が休みとは限りません。休日の曜日はあらかじめ確認することをおすすめします。

【2】交通費支給と交通費全額支給の違い

「交通費全額支給」と違い、「交通費支給」と書かれている場合は、上限が決まっていることがほとんどです。例えば「1日1000円まで」という注意書きがあると思います。数百円の違いでも、長い目で見れば時給と同じくらい大きな差になるので、比較の対象にしてください。

正確な意味を知っておきたい3つの用語

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【1】試用期間とは?

試用期間(トライアル雇用)とは、正式に雇用する前の「お試し期間」のようなものです。会社やお店側にとっては、雇った人の勤務態度や能力、性格などを見定めるための期間になります。働く側にとっても、実際に勤務することで「自分に合う・合わない」を確かめることができます。双方のリスク回避のために活用したい制度です。

期間は3カ月から6カ月程度になることが多く、その間の給与は、提示された額より20%近く低下することがあります。「想定していたよりも給料が低くて困った……」ということにならないよう、試用期間中の待遇も確認しておきましょう。

【2】「○○候補募集」とは?

将来的にその役職に昇格することを期待されているスタッフの求人です。たとえば店長候補募集であれば、店長になるために必要な知識や経験を積むことが優先されます。入社後は店舗スタッフや副店長として働き、スキルやノウハウを学びながらステップアップすることが一般的です。

【3】社保完備の「社保」とは?

「社保完備」とは、「雇用保険」「労災保険」「健康保険」「厚生年金保険」の4種類すべてに加入できることを意味します。社会保険料が天引きされるために手取りの額は減少しますが、「万が一」の事態に備えることができるため安心です。

「雇用保険」に加入していると、退職した場合や会社が倒産した場合に、一定期間お金(基本手当)が支給されたり、次の仕事に就くための教育訓練を受けたりすることができます。

「労災保険」は、仕事中に病気になったり、通勤の際にケガをしたりした場合、治療費や休業手当を支給してくれます。万が一、死亡した場合は、遺族に年金が支給されます。保険料はすべて会社負担です。

「健康保険」は私生活でのケガや病気に対して、治療費の補助をします。保険料は会社と折半負担です。扶養している家族も加入することができます。

「厚生年金保険」とは、老齢、障害、死亡に備える公的年金制度です。保険料は会社と折半です。扶養している配偶者も同時に年金制度に加入することができます。配偶者の保険料は免除となり、保障も国民年金より充実した内容になっています。

社保完備の会社でも、働き方によっては適用されないケースもあります。たとえば、週20時間未満の勤務は、労災保険だけが適用されます。

わかっているつもりで、意外とある「落とし穴」に注意

求人に書いてある情報を見落としたり、誤解していたりすると、働き始めてから「こんなはずじゃなかった」と後悔することになりかねません。気持ちよく長く働くために、わからない用語は事前にチェックし、気になる点は担当者に確認しておきましょう。

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