飲食業界の雇用・勤務に関するQ＆A
飲食店で働くにあたって、応募・採用前に知っておきたいこと
給与・待遇について
「扶養内で働く」とは？
親の扶養内で働きたい場合、年間いくらまで稼げるのでしょうか。
「扶養」の意味合いによって変わりますが、給与収入が「年間103万円以下」であれば扶養控除が適用されます。
まず「扶養内で働く」とはどういうことかと言いますと、「扶養控除が受けられる範囲の中で働く」という意味です。
扶養控除には税制上（所得税や住民税）の扶養控除と、社会保険上（健康保険と年金）の扶養控除があります。
税制上、子の年収が103万円以下の場合は、扶養者である親に対して扶養控除が適用され、親は所得税や住民税が減額されます。
子の年収が103万円以上になると、扶養控除の適用を外れて本人に所得税・住民税の支払いが生じます。親は扶養控除が受けられない分、所得税・住民税の支払いが増え、その結果手取り給与額が少なくなります。
また、社会保険上の扶養控除についても同様に、子が扶養控除の対象であれば親の保険料が減額されます。
子の年収が130万円以上になると、扶養控除の適用を外れて本人に保険料の支払い義務が発生します。親は扶養控除が受けられない分、社会保険料の支払いが増え、その結果手取り給与額が少なくなります。
以上のことから、親の手取り収入に一切影響しないのは、「年収103万円以下」ということになります。
※控除額は子の年齢によって変動します。また、今後法改正で上記の情報が変わることもあります。
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