2022/8/30
夏の定番スイーツ「かき氷」特集! 2022年の人気店は?台湾・韓国のかき氷も紹介
目次
2010年代からブームが継続する中でスイーツの一つのジャンルとして認知され、人気が定着したかき氷。そのジャンルは大まかに「日本式」「台湾式や韓国式」という2つのスタイルに分かれています。ここでは、台湾式や韓国式のかき氷について解説するとともに、2022年時点の人気かき氷店を5店舗紹介します。
画像素材:PIXTA
かき氷のスタイルは多様化!「台湾式」「韓国式」もブームをけん引
昔ながらの日本のかき氷は、細かく削った氷にシロップを掛けるスタイルがおなじみでした。ところが近年は、フルーツやアイスを乗せたり、チョコレートやナッツをトッピングしたりと、スタイルが徐々に多様化。口当たりが良い天然氷を使ったかき氷も支持を伸ばし、エスプーマやメレンゲなどのムースをかけたものや、果汁・果肉たっぷりのシロップを使ったものも人気です。令和に入ってからは、とり皮の甘辛揚げやカレーソース、とうもろこし、ベーコンポテトなどの斬新な食材を使った「メシ系かき氷」も登場するなど、さらなる進化を遂げました。
こうした日本式のかき氷と並んでブームをけん引しているのが「台湾式」「韓国式」のかき氷。それぞれの特徴を解説します。
こうした日本式のかき氷と並んでブームをけん引しているのが「台湾式」「韓国式」のかき氷。それぞれの特徴を解説します。
■台湾式かき氷の特徴
日本で古くから親しまれているかき氷は、荒く削った氷のシャリシャリ感を楽しめるものが一般的。一方で台湾式のかき氷は、きめ細かく口溶けが良いふわふわ食感が魅力です。氷自体に果物やミルクの味が付いているのも特徴で、マンゴーなどのフルーツをトッピングします。ほかにも、アイスクリームや煮豆、カラフルな白玉団子、愛玉ゼリー、杏仁豆腐などをのせることもあります。■韓国式かき氷の特徴
「ピンス」と呼ばれる韓国のかき氷は、豆類やアイスクリーム、きなこ、サイコロ状のトックなどを無造作にのせるのが特徴です。小豆をたっぷりとのせた「パッピンス」、生のフルーツが盛りだくさんの「クァイルピンス」、コーヒーの香りを楽しめる「コピピンス」、抹茶のアイスクリームとソースをかけた「ノクチャピンス」など、さまざまな種類があります。気になる氷の食感は、パウダースノーのようにサラっとしていてふわふわ。よくかき混ぜ、トッピングと氷を一緒に味わうのが韓国流です。
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2022年の「かき氷」人気店5選
ここからは、2022年時点で高い人気を誇るかき氷の名店を5つピックアップして紹介します。
もはや “夏限定のデザート”というジャンルを飛び越え、グルメの一大ジャンルと呼ぶにふさわしいメニューとなったかき氷。たとえスイーツを提供するお店でなくても、人気店のかき氷から学べることは少なくないのではないでしょうか。近年は通年営業しているお店も多数あるため、この機会にぜひ、いろんなお店のかき氷を味わってみてくださいね!
■あんみつ抹茶処 雷門まとい(東京都台東区)
抹茶と甘味の専門店「雷門 まとい」では、鹿児島の名物「しろくま」を可愛らしくアレンジしたかき氷が大人気!濃厚な自家製ミルクをたっぷりとかけたかき氷をシロクマの顔の形に盛り付け、鼻をバニラアイス、目をレーズン、耳を杏の甘露煮、頬を求肥で表現。特製カラメルソースや追いミルクをかけて味の変化を楽しめるのも人気のポイントです。■元祖くず餅 船橋屋(東京都江東区、葛飾区ほか)
亀戸や柴又のほか、広尾や表参道にも店舗を構える「船橋屋」では、くず独自の乳酸菌をシロップに配合したお腹にやさしいかき氷を堪能できます。フレーバーは「藤」「甘夏蜜柑」「天神」「苺みるく」「宇治金時」の5種類。本店限定の「藤」は、濃厚なぶどうシロップで藤の花を、ピスタチオで藤の葉を表現し氷に特製こし餡を入れた一品。船橋屋でしか味わえない独創的なかき氷です。■INTERSECT BY LEXUS – TOKYO(東京都港区)
器より大きなわたあめが氷の上にこんもりと積まれたかき氷「Cotton Ice」を味わえるお店。かき氷のソースは国産夏いちごを贅沢に使用したいちごソース、濃厚な練乳ソースの2種類で、わたあめは北海道産のハッカと京都産のほうじ茶をブレンドした爽やかなフレーバーが特徴です。また、練乳と同じ牛乳で作るアイスクリームもあわせて提供されるため、溶けたアイスクリームをかき氷にかけて楽しむ人も多いんだとか。■アマン京都(京都府京都市)
国産マスクメロンをひと玉使用した「マスクメロンのかき氷」が代表的なメニューのひとつ。100%メロン果汁で作ったシャキシャキ食感の氷をメロンの皮に盛り付け、内側には赤肉のメロンボールとタヒチ産バニラを使ったアイスを隠し、上にはマスクメロンと赤肉メロンで作った2色のメロンボールや和三盆のクレームシャンティをトッピングした贅沢な一品です。オーダー時に「シャンパン付き」を選べば、かき氷にシャンパンをかけたフロートとして味わうこともできます。■おまめよしこ(福岡県福岡市)
「明太フランス」「お豆腐」「キャロットケーキ」などの独創的なかき氷を一年中食べられるお店。ほかにも「白みそごぼうココナッツ」「南瓜カレー」「とうもろこし柚子胡椒」「抹茶山葵ピスタチオ」「りんごビーツ」など変わり種のメニューが豊富に揃い、季節や日によってメニューが変わるため、いつ訪れても飽きることがありません。それぞれのフレーバーにマッチするよう、フワフワにしたりシャリっとさせたりと氷の食感を変えているのもポイント。かき氷の常識を覆すメニューに好奇心を掻き立てられる名店です。もはや “夏限定のデザート”というジャンルを飛び越え、グルメの一大ジャンルと呼ぶにふさわしいメニューとなったかき氷。たとえスイーツを提供するお店でなくても、人気店のかき氷から学べることは少なくないのではないでしょうか。近年は通年営業しているお店も多数あるため、この機会にぜひ、いろんなお店のかき氷を味わってみてくださいね!
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この記事の著者
小川郁恵
ライター
スポーツ用品業界紙の記者を経て、フリーのライターに。飲食業界に特化した求人誌や、飲食店の紹介、結婚式場の情報サイト、飲食店のコンサルティング関連などさまざまなジャンルで、飲食業界の取材や記事執筆に携わってきた。ほかにも、観光スポットや温泉宿、求人広告、モデルルームをはじめ、幅広い分野の取材・執筆を担当。群馬県出身・在住。