飲食店のスタッフ必見! 秋らしい店づくりで集客アップを狙おう
目次
そこで今回は、飲食店のスタッフができる秋の店づくりについてご紹介します。キッチンとホール、それぞれの立場でできることがたくさんあります。今年の秋はイベントやインテリアを取り入れて、秋の集客アップを狙ってみてはいかがでしょうか。
秋ならではのイベントを接客にも取り入れよう
秋は、スポーツ大会、お月見(中秋の名月)、ハロウィン、紅葉狩りなど、充実したイベントが魅力の季節でもあります。これらのイベントをお店の接客や企画に取り入れない手はありません。
たとえば、お月見を意識して「月を眺めながら食事ができるプラン」など、季節限定の新プランを導入するとよいでしょう。年々人気が高まるハロウィンは、「ホールスタッフが仮装をする」「トリック・オア・トリートと言われたらお菓子をプレゼントする」などイベント的要素を取り入れるという方法もあります。
ゲストとスタッフが共に楽しみながら過ごせるイベントを考え、積極的に取り入れていきましょう。イベントの企画・運営を通してスタッフ同士のコミュニケーションが活発になり、絆が深くなるのも楽しみのひとつです。
秋らしいインテリアでお店の雰囲気アップ
お店を秋らしい雰囲気にしたいと考えるなら、インテリアに手を加えるのが近道です。写真映えを意識すれば、ゲストのSNS拡散を期待できます。ここでは、洋業態・和業態に分けて、飾りを選ぶコツを見ていきましょう。
■洋業態(カフェ・レストラン など)
洋業態のお店であれば、ハロウィンモチーフを飾りに取り入れたいところです。ジャック・オー・ランタンやゴースト、コウモリなどをモチーフとした華やかな飾り付けは、今や秋の飾りつけの定番となりつつあります。100円ショップなどで飾を購入すれば、コスト面での心配も少なくなるでしょう。キャラクター的要素を盛り込みたくないという店舗であれば、ハロウィンのイメージカラーであるオレンジとブラックをテーブルクロスやメニューボードなどに取り入れるだけでも十分にハロウィンらしさを伝えることができます。
■和業態(和食・寿司・居酒屋 など)
洋風のイメージが強いハロウィンは、和業態のお店のコンセプトとは合わない場合も。そんなときは、すすきや紅葉など秋を感じさせる植物をインテリアに取り入れるのがおすすめです。普段から花を活けているような店舗であれば、そこにすすきや紅葉を入れるだけでも秋らしさを感じるインテリアになります。造花を購入すれば、秋らしさを先取りできるだけでなく、翌年以降の秋の店づくりにも活用できます。また、松茸や栗なども和業態のお店と相性が良いアイテムです。とはいえ、本物は管理の心配もあるので、フェイクフードなどを活用するのがよいでしょう。
飲食店でホールスタッフとして働いている方は、この秋、ぜひインテリアを意識して、他店はどんな飾りをしているのかを観察してみてください。魅力的なコーディネートのお店があれば、そのアイデアを参考にしてみるのもいいですね。
秋の食材をふんだんに使った新メニューの開発
キッチンスタッフなら料理で秋らしさをアピールする方法があります。栗や松茸、サンマ、かぼちゃ、梨、ブドウなど、秋は野菜から果物まで旬の食材が豊富にあります。秋をイメージさせる食材を前面に押し出した新メニューの開発は、季節限定メニューとして常連客からも喜ばれます。
新メニューの開発が難しいという店舗は、いつものメニューにちょっとした工夫を加えるというのもおすすめ。例えば、ラテアートにカボチャや紅葉のモチーフを施す、器に紅葉を添える、ハンバーグにジャック・オー・ランタンに見立てたチーズを乗せる、などいつものメニューにひと手間加えるだけで、秋らしいメニューへと変身します。
飲食店でキッチンスタッフとして働いている方は、この機会に秋の食材について研究してみてはいかがでしょうか。レストランで食事をするときはメニューや盛り付けを意識して、いいアイデアがあれば参考にしつつ、自分の店ではどのように秋を表現できるかを考えてみるのもいいですね。
なお、季節を強調した店づくりをするときは、お店ならではの魅力を消していないかを意識することが大切です。その上でインテリアを変えたり、新メニューを開発するなどさまざまな面から秋らしさへのアプローチをしましょう。
四季折々の風情を感じにくい都市部において「季節感」はおもてなしのひとつです。日本ならではの四季を意識した店づくりをしていきたいものですね。今回の方法を参考に、ホールスタッフとキッチンスタッフそれぞれの立場でお店のコンセプトに合った秋の店づくりを考えてみてください。
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