しょくヨミ!!　飲食店の正社員／アルバイト求人情報サイト ［更新：12月1日 00:05］

まずは、職場恋愛全体の実態を見ていきましょう。日本法規情報株式会社が2015年に独自に調査した「職場恋愛に関する実態調査」というアンケート調査によると、返答があった社会人649人のうち42%が「職場恋愛の経験あり」という結果に。半分ほどの人が職場恋愛をしたことがあるということが言えます。

また、社内恋愛に発展したきっかけとして、もっとも多かったものが「あいさつするうちに仲良くなった」が17％。次に多かったのは「もともと好みだった」が13％、3番目は「仕事をする姿が誠実だった」が同数の13％でした。親しみやすい環境から友だちとなり、そこからプライベートで遊び始めて恋愛に発展するケースや、ひたむきに仕事に向かう姿勢にほれ込むケースなどが考えられます。

では、飲食店ではどのようなかたちで恋愛に発展するのでしょうか。

飲食店における職場恋愛は、どのようなことがきっかけで発展するのでしょうか。

■理由1　同じ職場で接点が多い
飲食店の職場は、スタッフ同士が接触する機会が多く、自然と話したり、助け合ったりすることがあります。その中で、お互いにひかれあって恋愛に発展するようです。

■理由2　連帯感が生まれやすい
売上や客数といった目標に対して一丸となって取り組むと、連帯感が生まれて一気に仲が良くなり恋愛に発展することがあげられます。活気があるお店や、学生など人が多いお店でその傾向があるでしょう。

■理由3　多くの時間をともにする
仕込み、掃除、営業中、そして片付けなど、飲食店は長い時間を職場で過ごします。一緒にいる時間が必然的に多くなるため、気づいたら好きになっていた……ということもあるでしょう。長くいることによってお互いの長所も見えてきます。

仮に、職場恋愛がうまく成就して付き合い始めたとします。二人に立ちはだかる最初の難問は、その関係を職場内で公表するか、隠すかということです。公にすることで、職場の人は多少気をつかう場面が増えるでしょうし、隠し通そうとしても、いずれはバレてしまうかもしれません。それぞれ気をつける点をあげてみました。

【隠す場合】
■通勤時間や通勤路に配慮を
出勤時間に全く同じタイミングで職場に現れ、一緒の通勤路で帰るようなシーンを誰かに目撃されたら、職場で話題にされることはほぼ確実です。店内では接触を避けていても、店を出たとたんに手をつないで歩いているようでは、隠しようもないですよね。もし付き合っていることを公にしたくない場合は、出退勤の前後の態度や、通勤路にも気を使いましょう。

【公にする場合】
■職場でのイチャつきはもってのほか
付き合っていることを職場に公表した場合も注意が必要です。周囲の人が祝福してくれたとしても、調子に乗って仕事中にベタベタするのはやめましょう。職場恋愛が嫌がられる理由の一つは、公私混同で風紀や秩序が乱れることです。「まじめに仕事しているのかな？」と疑問に思われないよう、職場とプライベートの対応をきちんと分けることが重要です。

【別れた場合】
■別れた後のことを気にするなら付き合わない方が賢明
恋愛がうまくいかずに別れたときは、友だちとして普段通りに戻るのが理想ですが、しばらくはピリピリした雰囲気や嫌なムードが漂ってしまうこともあるでしょう。職場恋愛の末に、二人とも居心地が悪くなって辞めてしまったというケースも多々あります。そうなったら、雇ってくれたお店にもダメージを与えてしまいます。別れた後のことを引きずりそうな場合は、職場以外で恋人を探した方が良いかもしれません。

飲食店のスタッフは、一緒にいる時間が長く、日常的にコミュニケーションをとることが多いので、恋愛に発展する可能性が高い環境です。恋愛禁止の店でなければ、基本的に職場恋愛は自由です。公私混同せずに、社会人としてのモラルを守って働けば、周囲もあたたかい目で見守ってくれるでしょう。

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