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居酒屋アルバイトは本当にキツい? 働く前に知っておきたいメリット・デメリット
忙しくオーダーを取り、料理を運ぶホールスタッフ、そして厨房は戦場のように慌ただしく料理を作る。居酒屋でのアルバイトにそんなイメージをお持ちの方も多いはず。そのため「居酒屋アルバイトはキツい」と言われることが少なからずあります。
しかしこのイメージ、実際のところはどうなのでしょう?居酒屋アルバイトは確かにキツいと言われてしまう部分もありますが、メリットもたくさんあります。
居酒屋のアルバイトが「キツい」と言われる理由
居酒屋のアルバイトがキツいと言われているのはなぜなのか、まずはその具体的な理由について考えてみましょう。
■忙しいから
居酒屋は、お客様からの注文回数が最も多い業態のひとつです。そのため、ホールスタッフは客席を行ったり来たり、厨房も注文された料理を作るのに精一杯です。特に年末の忘年会シーズンはどの店舗も最盛期を迎えるため、その忙しさは想像を絶します。こうした厳しい状況を変えるために、最近は人員に余裕を持って運営する居酒屋も増えてきています。
■メニューの数が多い
「お酒を飲みながら色んなおつまみを少しずつ食べたい」というお客様のニーズに応えるために、居酒屋はほかの業態に比べるとメニューの数が多くなっています。特に繁盛しているお店ほどメニュー数が多い傾向にあり、某企業が調査したデータによれば、2015年8月に「月間売上1,000万円以上」を達成した店舗の平均メニュー数は163だったそうです。ホールスタッフも例外ではありませんが、実際にその料理を作る調理スタッフとして働くためには、記憶力も重要なスキルとなってくることでしょう。
■お酒を提供する店だから
居酒屋へ来店するお客様はお酒を飲みにきているため、結構、酔っ払っている方が多いです。人はお酒に酔うと理性を失いやすく、声のボリューム調整ができなくなったり、感情的になりやすくなったりすることもあります。そのため、スタッフに対してクレームを言ってきたりお客様同士のトラブルが起こったりしやすいのです。また頻度はそれほど多くないでしょうが、場合によってはトイレでお客さんの嘔吐物を掃除しなければならないこともあります。
でも待って! こんなにある、居酒屋で働くメリット
このような理由からキツいと言われている居酒屋の仕事ですが、もちろん悪いことばかりではありません。居酒屋で働くメリットとしては、以下のようなものが挙げられます。
■色んな人と仲良くなれる
居酒屋のアルバイトでは、大学生をはじめ同世代の人が集まりやすく、職場の雰囲気が和気あいあいとしています。またほかの業態に比べてお客様に話しかけられることも多いので、人とコミュニケーションをとるのが好きな人なら楽しく働けるでしょう。
■お酒に詳しくなれる
居酒屋ではたくさんの種類のお酒を扱っているため、働きながら少しずつお酒に詳しくなることができます。居酒屋のアルバイトで身に付けた知識は、別の飲食店で働くときにも役に立つことでしょう。
■まかないがある
休憩中にまかないを無料で食べられる居酒屋がたくさんあります。なかにはドリンク付きでまかないを食べさせてくれたり、メニューにはないような料理が食べられるお店もあるので、それを楽しみにしている人も多いようです。
もちろん「ホワイト企業」もいっぱい!
今回は“居酒屋のアルバイトは本当にキツいのか?”をテーマにしましたが、いかがでしたでしょうか?過激なメディアの報道などでそのような印象を持たれる方もいるかもしれませんが、「居酒屋=ブラック企業」ではありません。たとえば『旬鮮酒場 天狗』や『炭火串焼 テング酒場』などを運営するテンアライド株式会社は、グループ全店舗の閉店時間を23時半までにしており、夏と冬に各5日間連続で休暇がとれるようにしたりと休暇制度も充実させています。
また、大阪発祥の焼き鳥居酒屋『鳥貴族』では、社長自らが「日本一のホワイト企業」を目指すことを宣言しており、従業員の負担を減らすためのさまざまな取り組みを行っているそうです。従業員が働きやすい環境を整えている店舗は増えているので、居酒屋でアルバイトをするときは勤務環境について事前に確認しておくといいですね。
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