しょくヨミ!!　飲食店の正社員／アルバイト求人情報サイト ［更新：11月27日 23:38］

まずご紹介するのは、株式会社グラナダ・長尾絵美さんのお話。面接の際には、比較的ざっくばらんに会話をするそう。

「転職回数が多い方には、各転職理由を細かくお聞きします。人間関係を理由に挙げる方も多いのですが、それはどの仕事にもある意味“付き物”と言えること。そこでつまずき続けてきた方の場合、弊社でも同じようにうまくいかない可能性もあるので、それをご本人にもお伝えしつつお話を伺いますね」

では、面接の際にはどんなところを重視するのでしょうか？

「自分の想いを持っているか、という点です。たとえうまく話せなくても、入社後にこういうことをやりたい、今後独立したいなど、想いや目的を持っている方のお話は心に響きますね」

また、履歴書の内容や面接での受け答えのほかにも、意外と目を向けているポイントがあるそう。

「“しっかり目を合わせて会話できるかどうか？”をチェックします。特にホールの仕事は接客業なので、とても大事なポイントと言えますね。服装については、ジャケットを羽織ってきてくれる方が好印象です。接客業、食に関わる仕事という意味では、清潔感を意識できることも大切だと思います」

さらに、求めている人物像についても教えていただきました。

「弊社の場合、各店舗の裁量に任せていることも多いので、“自由にやれる”という側面があるんです。そういう意味では、“こういう風にやりたい”と自分なりに考えて動ける人が、弊社に合うと思いますね」

次にご紹介するのは、株式会社ゼットンの北川貴紀さんのお話。まずは、履歴書のチェックポイントから。

「人物像が想像しやすいので、特に『字』を見ますね。また、未記入部分はできる限り無くしたほうがいいでしょう。日付の欄など、必要以上に省略している箇所があると気になります」

面接の際には、応募者が“目標や想いを持っているか？”を重視するそう。

「そのほかに、素直さや柔軟性もチェックします。特に中途採用の応募者の場合、これが無いと新たな組織とかみ合わない可能性があるんです。そして、採用の決め手になるのは、やはりやる気ですね。気持ちの温度感と、言っていることが合っているかがポイントです」

採用担当者の方は、こうした様々な側面から人間性を読み取るわけですが、実は「第一印象」でわかる部分も大きいのだとか。

「実際は、その印象通りの人ではないかもしれません。しかし、仮に私がお客様だとしたら、私が感じたような印象をその人に抱くわけですから、印象も大切な部分なのです。面接のときに挨拶をしたら、明るい笑顔で返してくれるような人にやっぱり魅力を感じますね」

そして面接では、過去の転職理由を必ず質問するそう。

「そのうえで、今回の転職に何を求めているか、それは現在の職場で叶えられないのかをお聞きします。『環境が合わない』という理由の方もいますが、働いている人は環境を作っていく一員でもあるんです。これまでの場所ではできなかったとしても、それを認めて、でも次は頑張りたいという決意がある方を求めますね」

1、転職理由だけでなく、次のステージでの目標まで明確に
何かに不満を感じて転職を選んだとしても、その不満にどう向き合い、次の環境ではどう頑張りたいかまで説明できることが大切。

2、字・服装・表情。様々な要素が与える“印象”に気を配る
求められているのは字の上手さや、服装のおしゃれさではありません。相手に与える印象を想像する、場に合った選択をするなど、気配りがしっかりできるかが重要です。

3、求められているのは、“想いを持っている人”“自分の頭で考え、行動できる人”
仕事に情熱を持ち、積極的に行動ができる人材は多くの企業に求められるはず。アピールできるエピソードを整理しておきましょう。

転職活動の面接は一回勝負のケースも多々あります。求職者の方は、お二人の話を参考にしながら選考に挑み、自分の想いを存分にPRしましょう！
それでは最後に、ゼットンの北川さんに伺った、求職者の皆さんへのメッセージをご紹介します。

「飲食業界の仕事はある意味“特殊”。出会う人の数が多いですし、入社した瞬間に『上司』となって、アルバイトスタッフを引っ張っていきます。辛いこともあるかもしれませんが、人は人の中で磨かれるものなので、この業界の仕事はほかのどんな仕事よりも人間性を高められると思います。ぜひチャレンジ精神を持って飛び込んでほしいですね」

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