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2018-01-17 11:16:25.0

飲食業界は本当に休みが少ない? 土日休み・完全週休2日・月8日休み…知っておきたい休みのギモン。

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近年活発に進む働き方改革により、定休日を設ける、社員の休みを増やす、働き方を選べるようにするなど、飲食業界では各社さまざまな対策を行っています。休みが増えることは働き手にとっては嬉しいことですが、勤務体制が多様化した反面「休みの表記」が増え、結局月に何日休みがあるのかわかりづらいう問題点も。

希望に沿った勤務体制の飲食店で働くためには、まずは求人情報を正しく理解することが必要です。今回は、求人情報で見かけることの多い休みの表記の解説とともに、多様化する飲食店の勤務体制について紹介します。

求人サイトで見る“休み”の疑問

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完全週休2日制と週休2日制の違いとは?

「完全週休2日制」と「週休2日制」は、とくに混同されがちな休みの制度。頭に“完全”が付くか否かで、月の休みの数が大きく変わることになります。確実に理解しておきましょう。
「完全週休2日制」は、必ず週2日の休みが確保されている休みの制度のことです。必ずしも土日が休みとは限りませんし、2日連続で休みが確保されるわけではないという点にも注意しましょう。飲食業界では土日が書き入れ時のお店も少なくなく、休みが平日になることが多々あります。シフトによって変動する体制をとっているお店が多いため、自分の希望する曜日に休みがとれるのか、雇用契約前に確認しておきましょう。
一方、「週休2日制」は月に1回以上週2日の休みが確保されている休みの制度です。「完全週休2日制」と異なり、必ずしも毎週2日の休みがあるわけではなく、休みが1日だけという週もあります。「週休2日制」の飲食店は、月の休みが5~6日程度ということもあるため、月に何日休みがとれるのかを確認しておきましょう。

週休制はいつが休みになる?

「週休制」とは、週に1日以上休みが確保されている制度のこと。日本では労働基準法35条1項により週に1日以上休みを確保すること(例外的に4週で4日)を義務付けているため、この「週休制」は休日の最低ラインといえるでしょう。飲食店においては、週のどこか1日で休みをとる「シフト週休制」が多く採用されています。

飲食店で「土日」や「土日祝日」に休みたいという場合は?

飲食店の多くは土日や祝日も営業しているため、土日休みが取りづらい傾向にありますが、オフィス街などでは土・日・祝を休みとする店舗もあります。土日休みがある求人を探すには、どんなところに注目すればよいでしょうか。
休みの欄に「完全週休2日制(土・日)」などと表記されている場合は、土日が休みです。また、求人情報の休日欄に「土・日・祝日」と表記されている場合は、土日休みに加え祝日も休みになります。この場合は完全週休2日制よりも月の休みが多いことになります。

求人情報でよく見かける「月8日休み」とは?

休みの欄に「月8日休み」と記載されていることがありますが、これは月に8日間休みが確保されていることを表しています。よく見るのは「月8日(シフト制)」という表記。休みの取り方に明確なルールはなく、労働基準法さえ順守していれば、初週は1日だけ休みで、翌週は3連休にするという取り方も可能です。

「飲食店の休みが少ない」というイメージは変わりつつある

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飲食業界は、社員の休みが少ないというイメージが根強く残る業界でしたが、近年、慢性的な人員不足などを背景に働き方改革を行う飲食店が増加中。ケンタッキーフライドチキンで知られる『日本KFCホールディングス』が飲食店業界でいち早く導入した「週休3日制」をはじめ、勤務体制が多様化しつつあります。

とくに、2017年は大手飲食チェーン店を中心に働き方改革が進んだ年であり、『ロイヤルホスト』が24時間営業から撤退、『すかいらーくグループ』が変形労働時間制を導入したことが話題になりました。

また、大手以外でも働き方改革は進んでおり、飲食店リサーチが2017年12月に飲食店.COM会員(飲食店経営者・運営者)に行ったアンケートによると、「過去1年以内に従業員の休日を増加した」という店舗は36.1%にも及んでいます。今後もこのような働き方改革の流れは、飲食店業界で続くでしょう。

飲食店の求職者であれば誰もが一度は気にする「休み」。誤った解釈をしたまま応募をすると就職後に思わぬ事態になるかもしれません。求人情報の表記を正しく理解し、面接では勤務条件をしっかり確認しましょう。なお、就職志望先を絞るにあたり、週に休日が何日欲しいのか、いつ休みたいのか、「給与」と「休み」のバランスはどうするのかなど、自分のワークライフバランスを考えたうえで、働く飲食店を見極めることも大切です。

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