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2022/12/26

スタッフのモチベーションをアップさせ、定着率を高める方法とは?

コロナ禍により、飲食業界では人手不足が加速しています。安定的な店舗運営のためには、新たな人材を迎え入れるだけでなく、既存のスタッフに長くしっかり働き続けてもらうことも大切です。今回は、スタッフのモチベーションを高めて定着率を向上させるための手法をご紹介します。
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スタッフのモチベーションを高める環境や制度をつくる

勤務を続ける中で、スタッフにはさまざまな欲求が生じるもの。それらが満たされる環境や制度を整備し、自店のスタッフがモチベーションを保ちながら気持ちよく働けるようにしましょう。

・努力や成果が適正に評価され、給与にきちんと反映される
・明確な給与体系
・休暇やプライベートの時間も十分に確保でき、ワークライフバランスが良好
・キャリアアップの道筋が明確でやりがいを持つことができ、成長や将来性を期待できる
・ほど良いコミュニケーションを取れて人間関係のトラブルがなく、居心地がいい

これらのいずれかが満たされない環境だと、離職につながってしまう恐れもあります。改善し不安要素を取り除くことで、スタッフの意欲を伸ばし、定着率を高めましょう。

コミュニケーションで人間関係を良好に

職場の士気が下がる原因として特に多いのが、人間関係の問題です。良好な人間関係を保つには、日頃から挨拶や感謝の言葉を交わし合うなどのコミュニケーションが欠かせません。「よくがんばったね」「おつかれさま」など承認の声掛けをする風土を醸成し、誰もが気持ち良く働ける職場へと整備しましょう。お互いを尊重し合う・認め合う・助け合う文化を根付かせて、チームワークを高めていくことも効果的です。

希望に応じて、レクリエーションやスポーツ大会などスタッフ同士が交流できる社内イベントの機会を設けるのもいいでしょう。面談や従業員アンケートを定期的に行ったり、メンター制度を整えたりして、スタッフの悩みや不満を取り除く相談の場を設けることもモチベーション維持には有効です。

目標設定で働く意欲を維持する

スタッフ自らが設定した目標の達成に向けて努力することも、やる気アップにつながります。ただし、最初から高い目標を設定すると「達成できるわけがない」とモチベーションが下がってしまうため、無理のない目標からスタートし徐々にレベルアップしていきましょう。

日頃の指示も、単に「○○をして」と言うのではなく、「○○を10分以内で終わらせて回転率を高めよう」「20人以上のお客様に喜んでもらえる接客をしよう」などと具体的な目標のように伝えると、スタッフのやる気を引き出せます。指示を目標と捉えれば、ゴールへたどり着くまでの達成方法を考える習慣が自然と身につき、自発的に行動するスタッフへと成長していくことでしょう。
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お客様がスタッフを応援できるサービスを導入する

スタッフのモチベーション維持のために、お客様がスタッフにチップやメッセージを贈れるオンラインサービスを導入するのもおすすめです。

■投げ銭システム「Throw(スロー)」

ITベンチャーの株式会社glowが居酒屋わらびと共同で開発したシステム。お客様が店内に掲示されたORコードをスマホで読み込むことで、専用サイト上でスタッフにチップ代わりの「投げ銭」を贈れます。

お客様からいただいた投げ銭の75~80%を給与に上乗せすることで、成果をスタッフ本人にきちんと還元しています。今後は全店舗の投げ銭ランキングを発表する方針だそう。

■寄付やエールを受け取れる人事評価サービス「OTENTO」

飲食店向けアプリ開発を手掛ける株式会社OTENTOが2022年6月から提供するサービス。応援したいスタッフに100円〜10,000円を寄付する「ギフティング」機能が付いています。お客様は寄付額に応じてクーポンを受け取れるため、リピーター増大にもつながります。

「OTENTO」にはお客様が接客を評価する機能もあり、店舗側が接客の充実度・顧客満足度を明確に把握するのにも役立ちます。お客様が店内に掲示されたORコードを読み取り、出勤しているホールスタッフを確認。「接客が良かった」「応援したい」と感じたスタッフに、好評価を意味する「エール」やメッセージを送れる仕組みになっています。

また、エールの数やメッセージの内容に応じて、AIが各スタッフを採点。チェーン店では、全社のスタッフや店舗のランキングを表示することも可能です。スタッフを正当に評価できることで、給与に反映しやすく、表彰制度にも利用できます。

慢性的な人手不足に悩む飲食店にとって、長年貢献してくれるスタッフの存在は何よりありがたいもの。今回の記事を参考に、モチベーションが高まる制度や環境づくりをさらに強化しましょう。