飲食・フード業界の資格一覧
心強い味方! 「飲食業界の資格紹介」
独立など仕事の幅を広げる資格
食品衛生責任者
食品の安全確保のための責任者!
転職/就職に活かせる度:★
●資格の特徴
食品衛生責任者とは、食品衛生責任者養成講習を受講した人で、勤める場所の食品衛生責任者として選任されている人のことを言います。
資格自体は講座を受講すれば誰でも取得でき、飲食関連の資格の中では最も取得しやすい資格といえます。
飲食店、喫茶店などを営業する際、乳類、魚介類、食肉などの販売業等には、店舗、施設等の公衆衛生を行うために、食品衛生責任者を置くことが義務付けられています。
【食品衛生責任者の務めとして下記4点が挙げられています】
(1)食品衛生上の危害の発生を防止するための措置が必要な場合は、営業者に対して改善を進言し、その促進を図らなければばらない。
(2)食品衛生に係わる講習会を定期的に受講し、常に食品衛生に関する新しい知見の習得に努めなくてはならない。
(3)製造、加工、調理、販売等が衛生的に行われるよう、従業員に対し、食品衛生上必要な事項に関する衛生教育を実施しなくてはならない。
(4)法令を遵守し、違反行為のないように努めなければならない。
飲食店を開くためには、「保健所の承認」と「食品衛生責任者の資格」を持っていることが必要になりますので、
将来自分のお店をもちたい!と思っている人は予め取得していたほうがいいでしょう。
なお、都道府県によって講座自体が異なりますので、東京都で取得したものは、東京都でしか効力を発揮しません。
●取得方法
食品衛生責任者になるためには、次の資格を有する必要があります。
① 栄養士、調理師、製菓衛生師、食鳥処理衛生管理者、と畜場法に規定する衛生管理責任者若しくは作業衛生責任者、船舶料理士、食品衛生管理者(注1)の有資格者。
② 都道府県知事等が行う食品衛生責任者になるための講習会または都道府県知事等が適正と認める講習会の受講修了者。
※注1: 医師・獣医師・歯科医師・薬剤師または、学校教育法に基づく大学で、医学・歯学・薬学・獣医学・畜産学・水産学・農芸化学の課程を修めて卒業した者など。
上記、①または②の資格をお持ちの方は食品衛生責任者になれます。それ以外の方は、養成講習会を受講して、資格を取得しなければなりません。
※一般社団法人東京都食品衛生協会では東京都知事の認定を受けて、養成講習会を実施しております。
●受験資格
・ 経験・学歴は問いません。
・ 17歳以上の方に限ります(高校生は受講できません)。
・ 受講者本人を確認できる公的書類(運転免許証、マイナンバーカード、健康保険証)をご持参ください(社員証や学生証は不可)。
・ 外国人の方は、在留カードまたは特別永住者証明書を持参ください。なお、日本語が理解(読み・書き・会話が)できる方に限ります。
※受講資格は講習会を行なう都道府県によって異なります。
●資格を活かした転職・就職先
食品衛生責任者が活躍できる職場は、レストラン、居酒屋、和食、ホテル、製菓、惣菜製造など、業態を問わず、あらゆる飲食店で歓迎される資格です。
パート・アルバイトの場合、この資格はあまり有効ではありませんが、店長・料理長を目指している方は、いずれ自分が責任者となったときにあわてないよう取得しておきましょう。
特に、食品関係の仕事を目指す人にとってはなくてはならない重要な資格となります。
会員登録をすると、サイトの様々な機能やコンテンツを快適にご利用いただくことができます。
詳しくは、「会員になるとできること」をご覧ください。