「予約が難しい！」メディアで注目されている高級中華レストランです。
オーナーは親しみやすく、とても礼儀正しい方です◎
未経験でも問題ありません！…が、情熱を持って取り組めるかが採用基準です。

●繁華街からは少し外れた、町家が立ち並ぶ静かな住宅街にて●

コロナ禍が明けた2023年3月1日、繁華街からは少し離れた京都の中心部に、趣のある町家を利用して、「廣澤」というお店が誕生しました。

四条烏丸に近い住宅地に位置するこの店舗は、美しい四季折々の庭園が広がる大きなガラス窓を備えています。
「今まで培ったモダンチャイニーズの経験を活かしつつ、自分らしい遊び心あふれる軽やかな広東料理を提供したい」（byオーナー）

彼が焼き上げる叉焼（チャーシュー）や季節感を大切にした料理が、個性的で美味しいメニューとして評判になり、オープンからまだ半年ながら、既に予約困難な人気店となりました。

オーナーは「祇園さゝ木」やフレンチレストランの「MOTOI」で研修を積んだ料理人。
和食の美学とフレンチ風の盛り付けを中華料理に巧みに取り入れています。

●オーナーはこんな人●
愛知県一宮市出身の「廣澤将也」さんは、名前をググれば色んな記事にヒットするような料理人です。
そんな有名人のオーナーの原点は意外にも「家のお手伝い」。

家のお手伝いで大好きな母が喜んでくれる姿を「もっと見たい！」と思った当時小学四年生の少年は、生まれて初めて「カレーライス」をイチから一人で作り上げました。

「その時の家族のとびきりの笑顔が忘れられなくて」中学生の頃から料理人として生きていく決意を固めていました。

高校卒業後、専門学校に進みましたが、意外にも学んでいたのは調理技術ではなく【経営学】。

「たくさんの笑顔や喜んでくれている姿を見るためには、料理だけできてもダメだ」と、経営学を学び、和洋中のジャンルにこだわらず様々な業態のお店でその後修行を積むことになります。

その中で中華を選んだのは、料理人として生きる原点となった幼少期にありました。

ふと訪れた町中華の「カウンタースタイルで厨房が客席から丸見えだった」そのお店で、「立ち上がる炎」＋「豪快な中華鍋捌き」＝豪快でかっこいい！と夢中になってしまったことと、「大好きな家族や友人と、大皿で同じ美味しいものを食べることができる」中華のスタイルに魅了されてしまっていて、もう中華しか見えなかったとのことでした（笑）

20歳の頃に、東京の赤坂離宮という「誰もが知っている高級中華料理店」で修業をスタートし、25歳の頃には京都・祇園の「蓮香 （レンゲ）」というお店で料理長としてステップアップ。

29歳の頃、「自分はまだまだ勉強不足、実力不足だ」と更なる研鑽をと考えたオーナーは、なんとここで「アルバイト」に転身。

小さな魚屋さんで魚のことを学び、
祇園の三ツ星レストランやフレンチの名店で中華料理以外の知識を身に着け、ホテルスタッフとして従業員のマネジメントや配膳、テーブルマナーも学びました。

全ては「大好きな家族や友人、そしてお客様に心から喜んで頂きたい」ため。

その後、大阪・北新地の本格中華の名店「蓮心（レンシン）」で様々な飲食店紹介サイトでランキング1位を獲得し、名実ともに”1位”となったオーナーは、「実は夜のギラギラした繁華街が苦手で…（笑）」と、静かな街でお客様の笑顔に会うべく、古都・京都で空き店舗を探していました。

多数の協力者や支援者からひっそりと佇む町家が空いていることを教えてもらい、満を持して34歳となった今年、念願だったこのお店を京都に構えました。

蛸薬師通の路地奥に、見事な庭を一望できる小さいながらもまさに名店。

きっと、今まで見たことないような素敵なお客様の素敵な笑顔にたくさん会えるはずです。