長い歴史における多くの文化人とのご縁から
この地に生まれた 松花堂店平安京守護のために建てられた石清水八幡宮の門前町として、古来より発展した八幡市。そこに、江戸時代前期の芸術文化に大きく貢献した文化人・松花堂昭乗が、晩年に隠居所として構えた方丈“松花堂”がありました。
昭和8年、𠮷兆創業者・湯木貞一が茶会のために同場所を訪れた際、部屋に積み上げられた四つ切箱を見て、“これを料理の器にしてはどうか”と考え、後に弁当箱として考案しました。

幅広い方々に“食”や“茶の湯”を
楽しんでいただける機会をこれからも
「松花堂弁当」と名付けられたその器は、十字にしきられていることで、造里・八寸・焼物・煮物の味や香りが混ざることなく、冷たい料理と温かい料理を同時にお召上がり頂けることから、美しさと機能が喜ばれ、その後一般にも広まりました。平成14年、このご縁により松花堂庭園・美術館に隣接して松花堂店が誕生。
松花堂弁当をはじめ、本格的な日本料理を大勢のお集まりなどにてお召し上がり頂けるほか、その日限りの食材やお茶をお楽しみ頂くイベントも毎年開催しております。