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ここは池袋にある「肉バルKACCHAN」。
JR池袋駅西口から徒歩10分くらいのところにひっそり、
隠れ家と言わんばかりの佇まいだ。
バルコニー席もあり、一見するとカフェテラスのような店構えで、
夜、店から放たれる暖色の光彩は路地まで広がり
ヨーロッパの石畳の小道にいるような雰囲気が漂ってくる。

お店に入ってみると
壁をぶち抜いて拡大したという開放的な空間が広がっており、
池袋の繁華街からは少し離れているので
落ち着いた雰囲気で、ゆったりと食事を楽しめそうだ。

席に腰を下ろしてからちょっと、一人のスタッフがやってきた。
「本日はご来店ありがとうございます、ご注文はお決まりですか」
「それじゃあ、とりあえずこのビールで。料理は…おすすめとかありますか」
「ありがとうございます！こちらのビールお選びなられたので、
この料理がめちゃくちゃ合うんですけどいかがですか？」
「では、それもお願いします」
「はーい！」

リーズナブルさも兼ね備えて
黒毛和牛A5ランクの肉三昧の美味しい料理を堪能できると言うから驚きであったが
肉寿司や肉巻きの盛り合わせなど
テーブルに運ばれてきたものはどれも美味かった。
確かに食事とお酒の相性、抜群だ。

それに加えて、器やグラスへのこだわりや
提供時間の速さや目配り、気配りを大切にしていると
お店を出て、振り返ってみるとわかった。
料理毎にその味と見た目で楽しませてくれるだけでなく、
提供時間もこちらがまさに欲した時に料理が来ていたようだ。
この理由は「来てくださったお客様に最大のご満足を頂く」という姿勢が
スタッフ全員に浸透しており、それを要にスタッフの連携が取れているからだろう。

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あれからこのお店に肉料理とお酒、そしてスタッフとの交流目当てに通うことが多くなった。

最初に対応してくれたスタッフは店長だということもすぐに知った。
お店のスタッフ層は20～30代の方が多く、店長一人が40代らしい。

そんな店長の大好物はやはり肉料理！
だけでなく、周りの若い衆の「やる気」や「野心」だそうで
スタッフが頑張っているのを見ると、いつの間にか自分が一番ホールで動き回っているそうだ。
ただそんな雰囲気はお客である私としても居心地が良く、このお店の特徴だと感じる。

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「どんなお店においてでも、お客さんでもスタッフでも、その場の雰囲気はそこでしか味わえないものだから」
コロナ禍という状況下に陥ったとしても
"お店に対する"気持ち、"飲食業に対する"気持ち、そしてお客様やスタッフという"人"に対する気持ち。
それを非常に大切にしているのが「肉バルKACCHAN」である。

そんな「肉バルKACCHAN」の雰囲気がお店からどんどん広がっていってほしいと切に願うばかりだ。

店長としてもいずれは複数店舗の展開を目指しているとのことで
これからこのお店を自分がいなくても任せれるようなチーム作りをしていきたいと思い、
今回の求人を決断したとのこと。

飲食経験者の方にも、未経験の方にも、丁寧に先輩スタッフが
「このお店について」しっかりと教えていく安心の環境であること、
そしてお店のスタッフみんなが教えられるだけのお店への愛を抱いているということを
お店から出る私を見送ってくれる店長を始めとしたスタッフの笑顔に
確信を持って毎度帰路へとつく。

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