オーナーの八坂です。

突然ですが、「日本は世界で一番、美味しいものが食べられる国」だと私は確信しています。洋食のシェフを志して、日本と海外さまざまな店で修業を積んできた上での実感です。

しかしそれは「本当に良い素材を使い、かけるべき手間をかけて作った料理」であればの話。

昨今、素材の質の悪さを隠すために、やたらと濃い味付けにしたり、刺激の強い調味料で味覚を麻痺させたり…そんな、いわゆる“ジャンク”な料理が増えていると思います。そして、その味に舌が慣れてしまった人たちから「美味しい」と、もてはやされているようです。もったいないなぁ。せっかく日本に生まれたのに本当に美味しいものを感じる味覚を鈍らせてしまうなんて…と寂しく感じています。

「安上がりにパパッと外食を楽しみたいなら仕方ない。誰もが高級料亭に行けるわけではないのだから」そんな声、聞こえてきそうですね。

でも、「安くて早く出てくる料理なんて、味は二の次で当たり前」だなんて思ってほしくないんです。外食にそこまでお金をかけられない若い人や、お子さんが小さくてゆっくり食事ができないご家族連れにも、気軽に“本当の美味しさ”を味わってもらいたい。そして、ジャンクな味に慣れた舌に、繊細な味覚を取り戻してもらいたい。だから私は「安く・早く、本当に美味しいものを提供するお店を作ろう」と、『朝日屋』を開きました。

『朝日屋』のこだわりは、出来合いのものを極力使わないこと。約70種のメニューのほとんどが手作り。肉や魚は、私自ら目利きをして、素材の味で勝負できるものを吟味。出汁は長年かけて編み出した秘伝のレシピで調合しています。

料理だけでなく、お酒の味も妥協していません。質の悪い安酒を思いきり薄めて提供したりなんて、絶対にしません。良いお酒を一番美味しい配分で出しています。「角ハイボールの味が他店と全然違う！」などと驚かれることも多いんですよ。（もしあなたが少しでも儲けを出そうとして、お酒の割合を少なめにして提供したら、うちのお客様にはすぐバレてしまいますから、心してくださいね。私も許しませんよ！）

もちろん道楽ではないので、際限なく材料費や人件費をかけていたら経営が成り立ちません。採算を考えつつ、ひと手間かけた手作りの美味しさを楽しめる『朝日屋』ならではのメニューを追求し、試行錯誤しながらやってきました。

おかげさまで、今年で11年目。当初の狙い通り、学生さんやご家族連れなど老若男女幅広い層に親しまれ、毎日常連のお客様で賑わう人気店となっています。利益も順調に出ており、今夏には隣に系列店もオープンしました。

長年厨房に立ち、包丁を握ってきた私ですが、年齢的に長時間の立ち仕事が少々しんどくなってきました。今後の事業展開もしっかり考えていきたいので、そろそろ経営に専念すべき時期です。私の想いに共感してくださる方に、『朝日屋』のこれからをお任せしたいと思っています。まずはご連絡ください。じっくりお話しましょう。

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お店の雰囲気・人間関係
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社員もアルバイトも全員非常に仲が良く、休日にプライベートで食事に来るスタッフも少なくありません。定着率も高く、まったくの別業種で起業して以降も「朝日屋が好きだから」と、週1でアルバイトを続けてくれている人もいるんですよ。「本当に美味しいものを、ひと手間かけて出しているお店だから信頼できる」のだそうです。嬉しいですね。

コロナ禍の期間は控えていましたが、皆で食事に行くこともよくありますよ。私が「料理やサービスが良いな」と思った他店に、勉強も兼ねて連れていくことも多いです。あなたもぜひ一緒に行きましょうね！