「久しぶりに地元に帰ってきたから働かせてくれませんか？」
大学生になって地元を離れた元スタッフから、ある時こんな連絡が。
もちろん快諾し、臨時スタッフとして店頭に立ってもらったのですが、
何より私たちがうれしかったのは、地元に帰ってきて一番に
「焼きとん一国」を思い出してくれたこと。不思議なことに、
現在私たちのお店で一緒に働くスタッフは、ほとんどがお店の
元常連客なんですね。「このお店が好きだから」、「他にやりたいことが
あるけど、ここは居心地がいいから」、「料理は苦手だけど
お酒は好きだから」など、現在のスタッフが私たちのお店で働く理由は
さまざま。だからこそ、今の時点でやりたいことが
はっきり決まっていないという方のご応募も大歓迎です。
もしかしたら常連のお客さんと話をしているうちに見つかったり、
お店で働いているうちに自然と見出せたりすることも
あるかもしれません。志望動機は“人が好き”だけで、十分。
路地裏にある少し小さなお店ですが、そこではお祭りが
開かれているような雰囲気が味わえます。人との出会いを
楽しんでくれる方とお会いできることを、一国スタッフ一同、
心待ちにしております。

焼きとんで恥ずかしいものは出せない
店名にもあるように、「焼きとん一国」では徹底的に焼きとんに
こだわりを持っています。店主は焼きとんの名店と呼ばれる
野方「秋元屋」での修行を経て、一国を開店。
当店の焼きとんを食べれば、「串焼きはとりあえず塩」という
定説は覆るはずです。焼きとんは、本当に繊細な食べ物。味噌ダレを
焼く前につけるか焼いた後につけるかで、身のふくらみ方が全く変わったり。
焼き場（調理場）での仕事は、教え出したらキリがないほど教えることだらけ。
もちろんいきなり全部やってみろ、なんてことは
言いませんのでご安心ください。まずはどんなお店なのか、
どんなお客さんがいらっしゃるのか知ってもらうためにも
注文の受け付けやドリンクづくり、一品料理の簡単な盛り付けなどから
お願いするつもり。お店の雰囲気、仕事の流れがつかめてきた段階で、
焼きとんを実際に焼く作業をおまかせします。先日、お客さんから
「西東京で一番の焼きとん屋だね」と言われたことがありました。
この言葉をいただけるうれしさを、ぜひ私たちと共有しましょう。