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2016-06-22 10:07:42.0

飲食店の正社員給料をリアル調査。経験3年で月給25万円は十分可能!?

「求人@飲食店.COM」では、お仕事探し中のユーザーに対して「飲食店での正社員勤務に関するアンケート」を実施。ここでは、特に給与面にスポットをあてて詳しく解説していきます。

【調査概要】
◆調査期間:2016年5月12日~2016年5月17日
◆調査対象:求人@飲食店.COMの利用ユーザー(有効回答人数:288名)
※過去2年以内に飲食店で正社員としての勤務経験があるユーザーが対象

年代ごとの月給を比較

まずは年代ごとの月給を比較してみました。このグラフではっきりとわかるのは、20代以下ではほかの年代と比べて月給「18万円以下」が突出して多く、40%を占めていること。20代以下には、つまり10代も含まれているわけですが、彼らの多くが未経験からのスタートなので、月給が安くなるのは当然といえるでしょう。

一方で30代になると、月給は「19~22万円」「23~26万円」「27~30万円」に分散。年齢・経験を重ねていけばそれに応じて月給は上がりますが、働く店舗や能力によって給与に差が出始めることがこのデータから想像できます。

そして40代をみると、一番のボリュームゾーンは「27~30万円」、また「35万円以上」をもらう人も24%にまで増加します。これぐらいの年齢になると店長や料理長として活躍する人も多いはずですが、そうした事情がこのデータに影響していると考えられます。

経験年数ごとの月給を比較

次に、経験年数と給与の集計を見ていきます。経験2年以下では約4割が「18万円以下」となっており、これは先に紹介した年代別の20代以下での数字と共通しています。その後、経験年数とともに給与水準は着実に上がっていきます。3~6年では「23~26万円」が25%と最も多くなり、「23万円以上」の回答をすべて合計すると54%です。つまり、「未経験だと18万円以下が多いですが、3年以上経験を積めば23万円以上を見込める」ということになります。飲食業界に入る人は、「まず3年がんばってみる」というのが目安になりそうです。

次に、40代、50代の月給について2つのグラフを比較しながら見ていきます。

「40代以上」「50代以上」と「経験年数11年以上」の3本のグラフはかなり似ており、最も割合が大きいのが「27~30万円」であり、他のグラフでは割合が少ない「35万円以上」も20%を超えます。経験を積んで40代、50代になると、給与水準が着実に上がっていくことがわかります。

そして、「30代以上」と「経験年数7~10年」の2つのグラフも似ています。その特徴は、「ばらつきが大きい」ことです。30代では経験年数が浅い人と、すでに経験が長い人とが混在していると考えられますが、そこを乗り切った人が40代、50代で安定したキャリアを得て働いていると推測できます。

上で紹介した2つのデータをみると、やはり働き始めは月給が低い印象。しかし3年を目安に少しずつ給与が上がっていきますので、まずは経験3年以上で25万円を目指してみましょう。次の節目は30代。ここでキャリア固めをすれば、40代以降でプロフェッショナルとして認められます。

さて、今回は飲食店正社員のリアルな給与について紹介しました。実際に就職・転職をする人にとって、給与は大きな関心事ですが、「休日数」「福利厚生」「キャリアアップできるか」など、職場環境に関するほかの条件をよく検討することも大切です。給与だけに捉われず、バランスよく仕事探しをしたいものですね。

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