しょくヨミ!! 飲食店の正社員/アルバイト求人情報サイト [更新:Tue Apr 16 18:25:00 JST 2024]

飲食店で働く人向けのWebマガジン しょくヨミ!!

2022-09-27 12:35:14.0

飲食店探しのトレンドはグルメサイトからGoogleへ。集客にどう活かす?

飲食店向けの予約・顧客管理システムを提供するTableCheckが、20~50代の飲食店に勤務する全国の男女550名と20~60代の全国の男女1,100名を対象に『グルメサイトに関する意識調査』を実施。2020年、2021年に続き3回目の実施となる同調査によって、飲食店探しにGoogleを活用する人が急増している一方、グルメサイトのユーザー離れが進みつつあることが明らかになりました。そこで今回は、調査結果を踏まえた集客のポイントについて解説します。
画像素材:PIXTA

飲食店探しにGoogleを使う人が増えた理由

コロナ禍が始まって以来、検索や予約などのサービスを強化してきたGoogle。その結果、飲食店を探す際にGoogle検索やGoogleマップ検索を積極的に使う人が増えてきています。

先の調査の結果を見ても、飲食店を検索するツール(複数回答可)として「Googleを利用する」と回答した人の割合は86.1%。一方、「グルメサイトを利用する」と回答した人は61.3%に留まりました。2020年の調査ではグルメサイトが78.9%、Googleが78.5%とほぼ同程度でしたが、今回の調査で初めてGoogleがグルメサイトを上回る結果となりました。

飲食店探しにGoogleを使う理由として多いのは「好みのお店を探せる」「現在地からお店を探すのに便利」「地図を操作しやすい」「ルート検索できる」「最新情報が記載されていることが多い」など。「グルメサイトより情報を信頼できる」「口コミ欄が充実している」といった点にメリットを感じている人も多いようです。

年代別に見ると、60歳以上の世代では現在もグルメサイトが優勢。20代では「SNSを利用する」と回答した人の割合も比較的高くなっています。若い世代をターゲットにした飲食店の場合は、集客ツールとしてInstagramなどのSNSを使うのも有効と言えます。

Google検索で表示される情報を充実させよう

ユーザーがGoogle検索やGoogleマップ検索で飲食店を探した際、最も上に表示される情報が「Googleビジネスプロフィール」。Googleがインターネット上から収集した情報や、Googleのユーザーが投稿した口コミなどから自動で作成される情報です。

Googleビジネスプロフィールにオーナー登録し、権限を付与されれば、表示された情報を自ら編集・管理することもできます。自動で作成された情報は内容が誤っている・不足していることもあるため、必ず目を通し、店舗の魅力が伝わる紹介文や写真に変更しましょう。

Googleビジネスプロフィールには、来店したお客様が口コミを投稿することもあります。いただいた口コミにはぜひ返信し、印象アップを目指しましょう。こまめに口コミをチェックしておけば、万が一悪意のある書き込みがあった際もすぐにGoogleに報告できるため安心です。

なお、Googleビジネスプロフィールに店舗の公式サイトやSNSのURLをリンクすれば、これらが検索上位に表示されやすくなります。公式サイトのSEO対策も意識し、より多くのユーザーの目に留まるようにしましょう。
画像素材:PIXTA

グルメサイトの利用減は信頼度低下の表れ?

利用者を伸ばしているGoogle検索に対し、ユーザー離れが進んでいると見られるグルメサイト。「グルメサイトを信頼しない」と回答した人の割合は2020年が26.1%、2021年が28.5%、2022年が30.4%と年々増加しています。

同調査では、飲食店探しにグルメサイトを利用しない理由として「信頼できる情報ではない」「好みのお店が見つからない」「人の評価や意見には関心がない」「飲食店選びに適さない」「検索や予約をしにくい」「さらに良い検索・情報収集のツールが登場した」などが挙がっています。

ただし、飲食店の予約については依然としてグルメサイトを利用する人が多数派。「ポイントが貯まる」「割引がありお得」といった点にメリットを感じているようです。現在グルメサイト経由での予約を受け付けている店舗は、ぜひ続けて利用しましょう。

飲食店探しにGoogle検索やGoogleマップ検索を利用する人が増えたことで、Googleで表示される情報の整備がいっそう重要になっている現在。Googleビジネスプロフィールの掲載内容の見直しや公式ホームページのSEO対策を改めて行い、より多くのお客様に自店の魅力を届けましょう。