しょくヨミ!!　飲食店の正社員／アルバイト求人情報サイト ［更新：Tue Apr 23 16:11:00 JST 2024］

毎年10月に全国規模で最低賃金の引き上げが行われているということをご存じでしょうか。平成29年度は、過去最大の値上げ幅といわれており、改定後は東京で958円、大阪で909円となりました。都市部の最低賃金は、今や1,000円に迫る勢いとなっています。改定後は、現在最低賃金付近に給与を設定している店舗を中心に給与の見直しを図るため、給与がアップする可能性が高まります。現在の給与よりも高い給与の転職を考えるならば、秋は最適な時期といえるでしょう。

秋は下半期がスタートする時期ということもあり、必要な人員を再補充しようと考える店舗や企業が増加します。新年度が始まる春と同様に、新規求人募集が増える季節といえます。いつも以上に多くの店舗や企業が求人募集広告を出しているということなので、今まで見かけることのなかった店舗の求人が見つかる可能性も高まり、転職の幅がぐっと広がります。色々な店舗から転職先を探したいという人にとってはまたとないチャンスです。

また、飲食店側から見ると、求人数の増加はライバルとなる店舗が増えることに繋がるため、他店との差別化を図ろうとします。最低賃金引き上げに伴う給与の見直しもさることながら、さらに給与や待遇などでより良い条件を提示する店舗が増え、求職者は良い条件の求人に出会う確率が高まります。とくに飲食店業界は、近年慢性的な人材不足が叫ばれていることもあり、好条件が期待できるでしょう。

転職する店舗の業態にもよりますが、一般的に飲食業界の繁忙期は年末や春先の宴会シーズンといわれています。繁忙期に入社をした場合はお店全体が慌ただしく、充実した教育を受けることができないことも考えられます。繁忙期は忙しさからとくにミスが起こりやすいですから、飲食店経験者であっても、不慣れな状態での接客や調理には不安が残るものです。

一方で、10月に転職活動を始めた場合、11月にはすでに転職先が決定している人もいるでしょう。11月は繁忙期に比べると落ち着いた状況のお店もあり、先輩からしっかりとしたサポートを受けることが期待できます。12月に向け着実にステップアップが図れるので、即戦力として繁忙期を落ち着いて乗り越えることができるでしょう。

転職活動中は、男女ともにスーツが基本。飲食業界ではスーツを求められないこともありますが、スーツに準ずる清潔感のある服装をしようと思うとある程度カッチリしたものを着用する必要があります。

夏場の炎天下のなかスーツ姿で街中を歩き回るのは思いのほか堪えるものです。汗だくのまま面接に臨むというのはあまり良い印象をもたれない危険性もあります。また、冬場はインフルエンザが流行する季節ですから、体調を崩してしまう心配も。

ホール・調理に関わらず飲食店の業務は体が資本。風邪で面接を延期するということは、体調管理ができていないと思われてしまってもしかたがありません。その点秋は、快適な気温のなかで、転職活動に臨むことができるので、万全の状態で自分をアピールできます。

いかがでしたか。秋の転職はメリットが大きいことから、求職者が増えるということを想定して動く必要があります。とくに人気店を希望している人は、履歴書や面接やなど後悔のないように十分な対策を練ってから面接にのぞみたいものです。また、転職をする際は引き継ぎ期間のことを考えることも大切。現在の職場には早目に退職の意思を伝えるようにしましょう。
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